9. 周辺の見どころ(263)


2025524(土)

鵡川・福山駐車場のトイレ


鵡川・福山駐車場のトイレ

 国道274の夕張~日高町にある鵡川・福山駐車場のトイレは以前にも紹介したことがあるが 今日久々に立ち寄ったらいろいろ思うところがあった。
 写真は自動ドアが開いたら現れるエンタランスだ。日光が差し込んで何か芸術作品のようにも見える。一瞬たじろいてしまった。

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 外観はこんな感じで やはり気を入れて作っていると感じる。
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 駐車場は十分な広さだが この日は自分を含めて3台だった。食後の昼寝のドライバーもいたようだ。
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 奥の広場も緑豊かでゆったりしている。
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 今回注目したのはこの看板だ。稲里小と稲里中の合作で1996年に設置されたとある。想像するに両校は背後の広場にあったが 人口減などでこの年に廃校になったのではなかろうか。中学校のモチーフにはイワナ・牛・馬・ワシ・キツネが描かれていて 小学校のには恐竜(ムカワリュウ?)の親子・アンモナイト・メロン・鮮やかな星空が印象的だ。なるほど素晴らしい環境に囲まれていたのだろう。
 1996年の閉校が正しければだが 当時の日本社会では少子高齢化が顕在化していなかったが 人口周辺部ではすでに始まっていたのだろうか。ちなみに付近には国道の除雪ステーションはあるものの 定住人口はゼロと思われる。何れにしてもこのような場所でも気を入れて作ったトイレがあるのは素晴らしいことで 奇麗に使わせてもらおう。



2025511(日)

帯広・ひまわり温泉 ビジネスマンの利用


帯広・ひまわり温泉 ビジネスマンの利用

 5/8に帯広の街に出たら 桜は満開状態だった。この日の目的は久々のひまわり温泉だった。

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 ひまわり温泉はお気に入りなので何回か紹介したが 今回はお休み処にある「ビジネスマン達の利用」に注目した。食堂テーブルやマッサージチェアーの奥に「コワーキングスペース」がありWifi・イス・テーブルが用意されている。
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 食堂テーブルでもこんな具合でPCの仕事ができる。
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 隣では上司と部下のような雰囲気で仕事の打ち合わせが始まった。
 ひまわり温泉はモール温泉だがサウナも有名のため ビジネスマンたちも湯上りの仕事の場としての利用しているのだろう。「帯広の市中温泉らしい新しい姿」と思う。



202533(月)

然別湖コタン2025を再訪


然別湖コタン2025を再訪

 3月2日に然別コタンを再訪した。今回は友人を連れて行った。
 確か一昨年から始まったシーズンパス500円だが 今回はこんな紙の名刺のようになってしまった。環境には優しいと思うが 最初の時のようなプラ製のカードは魅力的だった。

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 定番の全景。左が目的の氷上露天風呂のイグルー。
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 氷上露天風呂には我々の他に神奈川から来たという方が一人。湯温は前回より低めで入りやすかった。
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 温泉は右側にあるパイプからドボトボと注がれ 出口は写真左下の穴になるので 正真正銘のかけ流しだ。温度調整もしていないとのこと。
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 以前から気になっていたのは「かけ流したお湯はどこへ行くのか? 湖に流しているのかな?」と言うこと。今回 入り口の管理室で聞いてみた。「黒いパイプが2本見えるでしょう。ちゃんと戻して処理します」「ここは国立公園の真ん中なので キチンと対応しています」という答えだった。「さすが」と感心した。
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 当日の気温はマイナス3℃。氷上露天風呂には理想的な状態だった。
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 この分なら最終日の3月16日まで十分に楽しめるようだ。
 ちなみにこのプロジェクトには大量のボランティアが参加し ホテル風水の従業員寮に宿泊しながら活動しているらしい。最近はボランティア活動の理解が進んで来たので 人集めの心配はないのだそうだ。然別湖コタンの活動が永く続いてくれることを期待する。
 その他の話だが 湖畔にある旧ホテル福原はすでに売却されているが 建て替え・改装・再営業などの話は聞いたことがないと伺った。国立公園内なので何れにしろ簡単ではないだろう。マア 然別湖の自然を静かに楽しむのには 現状が良いのかもしれない。



2025227(木)

十勝清水・旭山の新絶景ポイント


十勝清水・旭山の新絶景ポイント

 知人のKI山荘は 十勝ヒュッテの下手約1キロにあり 雑木林に囲まれる静かな場所だった。最近 大規模伐採行われ 表通りから丸見えの状態になった。しかし一方では「絶景ポイントが新たに出来た」ことになる。この日は夕方に行ってみた。

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 山荘の真ん前に広い伐採作業道が出来ていた。
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 定尺に切った丸太が大量に積まれていた。
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 こうなるとKI山荘の前にウッドデッキでも作れば「眺望カフェ」が出来きるかも。
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 翌日午前の山荘からの展望。北方向からは十勝連峰・トムラウシ・東大雪が一望できる。
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 北東方向にはウペペサンケ・然別山群がある。もう少し右手には阿寒山群がうっすらと見えた。
 短時間でこれだけの眺望になったのは驚きだった。しかし「十勝清水・旭山の新名所誕生」と言えるだろう。



2025214(金)

中札内からの日高山脈の眺望


中札内からの日高山脈の眺望

 日高山脈は ご存じのように 狩勝峠から襟裳岬まで約100kmも伸びている(*)。この日は天気が良かったので 清水町旭山から中札内まで日高山脈の見物に出かけた。写真は途中の道道55号から南を望んだものだ。山並みが延々と続いている。

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 この辺りで一番目立つのは十勝幌尻岳(カチポロ 1849m)だ。右肩には白い主稜線が見えて 恐らくピパイロ岳(1916m)だが この辺は北日高の主峰の幌尻岳(2052m)や戸蔦別岳(1959m)あたりが重なって良く分からない。次に行く時には望遠鏡を持参して はっきりさせたいものだ。
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 中札内の道の駅に立ち寄り「中札内村ロードマップ」を頂いた。
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 この地図は印刷がイマイチだが出来は良い。特に日高山脈の中部の撮影ポイントと主要な山の名称が網羅されている。おススメだ。写真の中の⑪や⑯は地図の中の撮影ポイントだ。
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 上の正面は十勝幌尻岳で その右肩はエサオマントタベツ(1902m)か札内岳(1895m)だろう。下のずっと右は芽室岳(1753m)だ。
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 日高山脈を撮影する時に困るのは「被写体が長すぎて」どれがどれだかわからなくなることだ。それでもカムイエク(1979m)は判別できる。その左手にはヤオロマップ岳(1794m) さらにペテガリ岳(1736m)と続いている。この辺りは中部日高の核心部だ。
 自分が日高山脈を歩いたのはもう半世紀も前のこと。今となっては どれがどれなのか判別できないのは少し悲しいが これだけ沢山あるのでマア仕方ないと思っている。

(*) 日高山脈は狩勝峠から襟裳岬まで直線で133kmある。同じ構造山脈の飛騨山脈(北アルプス)は もちろん定義によるが 野麦峠から親不知まで直線で101km位だ。緯度差からは気候や環境は2500-3000mの飛騨山脈に相当する。「もしたら」だが 日高山脈が1000mかさ上げしていたら 氷河を備えた堂々たる世界的大山脈が十勝平野から眺望できたのかもしれない。その分 平野は狭くなったろうが。



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 ABOUT
Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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