2015513(水)

八味地黄丸 

農業×10

八味地黄丸 

 「はちみじおうまる」と読みます。

 寄る年波に勝てず、夜中に尿意を催して起きることがあります。寝室は2階で、トイレは1階。なかなか億劫なことです。
 そこで、近くの薬局に行き、オススメの漢方薬を購入。数ヶ月飲み続けていますが、正直、効果のほどは、まだ未確認。

 説明書きを読むと、その名の通り、八つの生薬から構成されている由。地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)、桂皮(ケイヒ)、附子末(ブシ末)。

 先日、平成27年5月8日付けの北海道新聞に、この八味地黄丸の解説がありました。なんでも、執筆者の慶應義塾大学渡辺教授によると、
「この成分のうち山薬は長芋のことだが、中国からの輸入品。漢方薬の原料となる生薬の8割が中国からの輸入で、その価格は中国の経済発展により高騰し続けている」
とのこと。
 十勝は長芋の一大産地であるのに残念なことです。

 また、徳川幕府初代将軍徳川家康が出てくるTV大河ドラマで、薬を自ら調合している場面を見たことがありますが、これも八味地黄丸に近い成分のよう。
 なるほど、徳川家康の長寿の秘訣も、こんなところにありそうな気がしますね。

 ここ十勝でも様々な薬草が栽培されたり、実証実験が繰り返された実績があるようですが、未だ定着された作目がないように思えます。
 環太平洋連携協定(TPP)が迫り来る中、ときの政府は、この国の自給率を、たぶん意図的にその目標値を下げましたが、この広大な十勝平野だからこそ、薬草栽培にも着目して、逆に国外にも輸出できるくらいの戦略作物として、着目するのもいかがなものだろうか?






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代表:帯広畜産大学卒、十勝の農協へ就職。その後新聞社に転職、2006年独立起業。デベロッパーも手がけ、産直の立ち上げにも関わる。今は無農薬での農園経営に魅了される。




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