6. たき火 Outside wood fire(87)


2020123(木)

たき火の知恵(5) 小枝と笹根の処理


たき火の知恵(5) 小枝と笹根の処理

 少し前の話題で恐縮だが 開拓で大量に出る木の小枝や笹の根マキにも出来ないし非常にかさばる。また焚火にくべると燃え上ってしまうので 全くの困りものだ。いろいろ考えたが 伐採場所の近くに深い穴(約2m)を掘り 燃やして体積を減らしてから埋めることにした。
 風がない日を選び 夕刻から作業をした。火の粉が上がっても対応しやすいためだ。もちろん防火用水は十分に用意した。炎の様子を見ながら少しづつユンボで投げ入れた。

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 炎は意外に早くなくなったが 煙は翌朝も出ていた。さらに一日たっても薄い煙は残った。急いで埋め戻すと土の中でも燃焼がゆっくり続くと聞いていたので 5日後に埋め戻した。
 このように大きいたき火の処理には 数日が必要なのは確かだ。安全第一で進めないといけない。今後の勉強になった。



2020122(水)

たき火の知恵(4) 切り株は何とか燃える


たき火の知恵(4) 切り株は何とか燃える

たき火の知恵(4) 切り株燃やし 10/21/2020

 やや前の記事で恐縮だが 開拓で邪魔ものの代表は伐採した後の切り株だ。もちろん燃えづらいのだが やり方によっては燃やすことも出来る。この切り株は昨年の8月にユンボで引き抜いて そのまま放置・乾燥してあった。
 先にマキで火を起こし 十分にオキが出来たところで上から切り株をかぶせた。一回の焚火ではとても無理で 太いところは燃え残った。次の日の焚火では一番下に敷くようにした。これを二三回続けるときれいに灰になった。マア 気長にやるのがコツのようだ。



20201118(水)

新しいマキ割法 若者が考えた


新しいマキ割法 若者が考えた

若者たちの新しいマキ割法 11/15/2020

 若者達が(少なくとも私にとっては)新しいマキ割法を始めた。節や太すぎて斧が止まってしまうと 上から大金槌でたたく。挟まった斧を抜く必要もなく 効率がいい。また狙った場所に斧を置いてから 上から大金槌でたたくことも出来る。
 たいていの人にとってはマキ割は苦手なものだが 彼らは面白いとのこと。新しいものは若者から出てくるというのは本当だ。
 マキの年間使用量は結構大きいので 将来的にはマキ割機を考えねばと思っていたが 彼らの感覚は新しく 今後が期待できる。



20201027(火)

たき火の知恵(3)二次燃焼ストーブ


たき火の知恵(3)二次燃焼ストーブ

たき火の知恵(3) 二次燃焼ストーブ 10/26/2020

 高級な薪ストーブでは二次燃焼機構というのをよく聞く。二次燃焼は燃えた炎に空気を吹き込んで燃焼度を上げることで 原理自体は簡単だ。「これが二次燃焼ストーブだ」と紹介された時には 縦型洗濯機のステンレス槽か?というのが印象だった。しかしこれは非常に良く燃えるし あったかい。オキさえ出来てしまえば 生木をくべても燃えてしまうぐらい強力だ。
 構造は意外と簡単で ステンレスの二重槽の外壁下側には空気取り入れ口がたくさんあり(写真右下) 内壁下側には通常のストーブのロストル(目皿)と同じに空気穴がたくさんある。ポイントは内壁上部に穴がたくさんあることで(写真右上) 外壁と内壁の間で予熱された空気がここから噴き出て 炎を二次燃焼させる。
「何だ 径の違う二つのステンレス容器があれば簡単に自作出来るだろう」と思ったぐらいだが 穴のあけ方などにノウハウがあるのかも知れない。値段は4万円とも7万円とも聞く。コニファーにあるので一度見せてもらったらよい。百聞は一見に如かずだ。



20201020(火)

たき火の知恵(2) 太丸太も井桁で


たき火の知恵(2) 太丸太も井桁で

太丸太も井桁で燃やす 10/19/2020

 白樺の太めの丸太が半腐れ状態になっている。薪割もうまくいかないので燃やしてしまうことにした。マア 練習ということで。もちろん風が強くないことと防火用水の準備は留意した。
 太丸太を井桁に2段に組む。間隔は適当で良いが 出来るだけ水平になるようにマキを入れ替えたりして調整する。
 その上に細丸太・割ったマキを3段に組む。間隔は狭い目に。細丸太の下1段目にはもう一本マキを入れてオキが止まるようにする。上からベニヤ・段ボール・火の付きやすい木片を差し込み 着火する。すぐに燃え上り10分もすれば安定した火の勢いになる。

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 30分もすると火勢も強くなり オキも細マキの下1段目に十分に溜まる。必要に応じて追加のマキを上に乗せて燃やす。
 1時間もするとオキが太いマキの下にも十分に溜まり 太丸太も燃えている。こうなると転げ落ちた細丸太の燃え残りを上に乗せたりすれば 火を長時間保てる。太丸太はそのまま放置するとやがて火は落ちてくるが 乾燥したので2-3時間は煙を出しながら燃え続け やがて鎮火する。時々見回った方が良い。
 ポイントは (1)太丸太でも細丸太でも井桁に組むこと (2)オキが適当に溜まる段を作ることだ。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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