9. 周辺の見どころ(265)
2025年2月27日(木)
十勝清水・旭山の新絶景ポイント
9. 周辺の見どころ×265

知人のKI山荘は 十勝ヒュッテの下手約1キロにあり 雑木林に囲まれる静かな場所だった。最近 大規模伐採行われ 表通りから丸見えの状態になった。しかし一方では「絶景ポイントが新たに出来た」ことになる。この日は夕方に行ってみた。
山荘の真ん前に広い伐採作業道が出来ていた。
定尺に切った丸太が大量に積まれていた。
こうなるとKI山荘の前にウッドデッキでも作れば「眺望カフェ」が出来きるかも。
翌日午前の山荘からの展望。北方向からは十勝連峰・トムラウシ・東大雪が一望できる。
北東方向にはウペペサンケ・然別山群がある。もう少し右手には阿寒山群がうっすらと見えた。
短時間でこれだけの眺望になったのは驚きだった。しかし「十勝清水・旭山の新名所誕生」と言えるだろう。





短時間でこれだけの眺望になったのは驚きだった。しかし「十勝清水・旭山の新名所誕生」と言えるだろう。
2025年2月14日(金)
中札内からの日高山脈の眺望
9. 周辺の見どころ×265

日高山脈は ご存じのように 狩勝峠から襟裳岬まで約100kmも伸びている(*)。この日は天気が良かったので 清水町旭山から中札内まで日高山脈の見物に出かけた。写真は途中の道道55号から南を望んだものだ。山並みが延々と続いている。
この辺りで一番目立つのは十勝幌尻岳(カチポロ 1849m)だ。右肩には白い主稜線が見えて 恐らくピパイロ岳(1916m)だが この辺は北日高の主峰の幌尻岳(2052m)や戸蔦別岳(1959m)あたりが重なって良く分からない。次に行く時には望遠鏡を持参して はっきりさせたいものだ。
中札内の道の駅に立ち寄り「中札内村ロードマップ」を頂いた。
この地図は印刷がイマイチだが出来は良い。特に日高山脈の中部の撮影ポイントと主要な山の名称が網羅されている。おススメだ。写真の中の⑪や⑯は地図の中の撮影ポイントだ。
上の正面は十勝幌尻岳で その右肩はエサオマントタベツ(1902m)か札内岳(1895m)だろう。下のずっと右は芽室岳(1753m)だ。
日高山脈を撮影する時に困るのは「被写体が長すぎて」どれがどれだかわからなくなることだ。それでもカムイエク(1979m)は判別できる。その左手にはヤオロマップ岳(1794m) さらにペテガリ岳(1736m)と続いている。この辺りは中部日高の核心部だ。
自分が日高山脈を歩いたのはもう半世紀も前のこと。今となっては どれがどれなのか判別できないのは少し悲しいが これだけ沢山あるのでマア仕方ないと思っている。
(*) 日高山脈は狩勝峠から襟裳岬まで直線で133kmある。同じ構造山脈の飛騨山脈(北アルプス)は もちろん定義によるが 野麦峠から親不知まで直線で101km位だ。緯度差からは気候や環境は2500-3000mの飛騨山脈に相当する。「もしたら」だが 日高山脈が1000mかさ上げしていたら 氷河を備えた堂々たる世界的大山脈が十勝平野から眺望できたのかもしれない。その分 平野は狭くなったろうが。





自分が日高山脈を歩いたのはもう半世紀も前のこと。今となっては どれがどれなのか判別できないのは少し悲しいが これだけ沢山あるのでマア仕方ないと思っている。
(*) 日高山脈は狩勝峠から襟裳岬まで直線で133kmある。同じ構造山脈の飛騨山脈(北アルプス)は もちろん定義によるが 野麦峠から親不知まで直線で101km位だ。緯度差からは気候や環境は2500-3000mの飛騨山脈に相当する。「もしたら」だが 日高山脈が1000mかさ上げしていたら 氷河を備えた堂々たる世界的大山脈が十勝平野から眺望できたのかもしれない。その分 平野は狭くなったろうが。
2025年2月5日(水)
然別湖コタン2025 (5)白樺峠
9. 周辺の見どころ×265

然別湖コタンの氷上温泉にも入ったし 主要なところも見た。昼食は湖畔の然別ネーチャーセンターの2階に良いカフェがあるのだが 混んでいたのであきらめて帰ることにした。だいぶ雲が出てしまったが 白樺峠を越えて鹿追の街を目指す。
写真は白樺峠から東ヌプカウシヌプリ(1252m)を眺めたシラカバ林。(なお一連の写真は2/4の十勝の大雪より前のものなのでご理解をお願いする)
トンネルを過ぎて坂を上ると左手に駒止湖860mが見える。然別湖は805mなので50m位の登りだが このルートで一番の細い道だ。このルートは道道85だが この辺りだけが未整備で車がすれ違うのに注意が必要だ。国立公園内なので少しの拡張も難しいのだろうか。事故が起きてからだと遅いのだが。
白樺峠(900m)に到着。ここの左右は樹林が奇麗なところだ。写真は西ヌプカウシヌプリ(1205m)側のエゾ松?
白樺峠にバス停があったのには驚いた。帯広駅前=然別湖畔には1日4往復のバスがあるらしい。
峠を下り扇ヶ原展望台(750m)の方向を見ると 平地では雲が切れていた。
南側斜面の路面はテカテカに凍結。他の車も速度を落とし車間を取って慎重に下った。
平地に降りると路面は乾燥 陽も当たっていた。
鹿追町から国道274を右折して新得町を目指した。前方には日高山脈の一部が眺められる。
たまたまこの日は快適なドライブだった。然別湖コタン2025は1/25~3/16なので少なくとももう一度は訪れたい。
写真は白樺峠から東ヌプカウシヌプリ(1252m)を眺めたシラカバ林。(なお一連の写真は2/4の十勝の大雪より前のものなのでご理解をお願いする)







たまたまこの日は快適なドライブだった。然別湖コタン2025は1/25~3/16なので少なくとももう一度は訪れたい。
2025年2月4日(火)
然別湖コタン2025 (4)湖の氷のでき方
9. 周辺の見どころ×265

然別湖はシッカリと氷結して真っ白だ。その上にイグルーや露天風呂の浴槽など重量物を設置しているのはすごい。当然 数十センチ以上の厚さになっているのだろう。
イグルーの中に氷の断面の展示があった。下の氷は透明で上は白い氷になっている。
その横に氷のでき方の説明があった。①湖面が凍ってほぼ透明な氷が下に成長する。②降った雪の重さで氷が下に沈む。③雪に水がしみ込んで凍り白い氷になる。
確かに 氷のでき方は冷蔵庫フリーザーと湖とではだいぶ違うようだ。湖では湖面が一番低温なのと雪が積もること また水の密度(重さ)が4℃で最大なので 水が対流で下に動くことなど複雑なのだろう。自然現象はかなり難しいものだ。


確かに 氷のでき方は冷蔵庫フリーザーと湖とではだいぶ違うようだ。湖では湖面が一番低温なのと雪が積もること また水の密度(重さ)が4℃で最大なので 水が対流で下に動くことなど複雑なのだろう。自然現象はかなり難しいものだ。
2025年2月2日(日)
然別湖コタン2025 (3)アルコール温度計
9. 周辺の見どころ×265

冬季に十勝ヒュッテに行くと 立てておいたはずのペットボトル水が床にゴロゴロ転がっていたり 缶ビールが破裂したりしている光景を目にする。これは室内がかなり冷えて凍り膨張したためだ。十勝ではアルコール飲料も普通に凍る。
然別湖コタンでわかりやすいアルコール温度計の展示があったので紹介する。飲料が凍る目安はアルコール含有量に応じて ビール(5%)で―4℃ チュウハイ(9%)で―6℃ 日本酒(14%)で―10℃ ウイスキー(45%)で―14℃だそうだ。ヒュッテでは日本酒が凍ったことがあるので ―10℃以下になる場合もあるということだろう。ちなみにエタノールの凝固点は-97.6℃だ。
この時 然別コタンの外気は―7.5℃で 小瓶のサンプルだと水とビールは凍っていた。確かにアルコール度数に依存していてまあ妥当な結果だ。
家庭用の冷蔵庫のフリーザーは―15℃程度だそうで これならウイスキーは凍らない。そういえば ロシア人から「ウオッカはフリーザーに入れてトロっとしたところをカッと飲むのがうまい」と聞いたのを思い出した。まあそうだろうなと思うが 自分でやる気はしない。食道が凍傷になると問題だろう。
然別湖コタンでわかりやすいアルコール温度計の展示があったので紹介する。飲料が凍る目安はアルコール含有量に応じて ビール(5%)で―4℃ チュウハイ(9%)で―6℃ 日本酒(14%)で―10℃ ウイスキー(45%)で―14℃だそうだ。ヒュッテでは日本酒が凍ったことがあるので ―10℃以下になる場合もあるということだろう。ちなみにエタノールの凝固点は-97.6℃だ。

家庭用の冷蔵庫のフリーザーは―15℃程度だそうで これならウイスキーは凍らない。そういえば ロシア人から「ウオッカはフリーザーに入れてトロっとしたところをカッと飲むのがうまい」と聞いたのを思い出した。まあそうだろうなと思うが 自分でやる気はしない。食道が凍傷になると問題だろう。