9. 周辺の見どころ(265)


2022811(木)

厚真のハスカップ・カフェ・ラボで苗木を調達


厚真のハスカップ・カフェ・ラボで苗木を調達

 旧友のKさんは森林の専門家で ハスカップを広める活動もしている。彼の影響で 十勝ヒュッテにもハスカップを植えたいと思っていた。最近 地下ポンプ室の埋め戻したら適当な場所が出来たので 計画を実行することとした。まずは苗木の調達だ。
 Kさんから「厚真のハスカップ山口農園」を紹介いただいて8/10に訪問した。場所は厚真町の市街地にある「ハスカップ・カフェ・ラボ」だ。なお ハスカップ畑は市街地から平取に向かう道道59号沿いにあるが 最初はこちらに間違えて行ってしまった(小写真)。

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 奥様に対応いただいた。お店の中には各種のハスカップ製品があり なるほどハスカップの魅力はいろいろあるのがわかった。

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 4年前にKさんの講演によると 北海道のハスカップの自生地はほぼ全道の湿原や中高度の山岳地帯である。十勝ヒュッテのある日高山脈北部も含まれていたので 問題なく育つと判断。

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 山口農園で扱っているハスカップは多種にわたり それぞれ特徴があるようだ。奥様にお願して4種類を選んでいただいた。2号(3本) しげこ(3本) 大善(2本) えー坊(2本)の計10本だ。

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 伝授頂いた植えつけのポイントは ①間隔は2m程度がよい(根は浅く張り ほぼブッシュの範囲に広がる) ②穴を掘り 熟成牛糞の堆肥を敷く ③根が空気を求めるので土盛りはしない
④ポットから抜いた時に根を崩さない ということだった。

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 厚真町は冬にマイナス20℃位になることもあるのでブルーベリーは不適で ハスカップが広く栽培されるようになり 今や100軒以上の農家が副作物としているとのこと。7月が収穫時期で 稲作の合間に作業をしているらしい。

 今回の苗木は高さが30~50cmぐらいだったが 既に3年はたっているとのこと。確かに実が数個ついているものもあった。本格的に収穫できるのは更に3年程度はかかるらしい。なおハスカップは異種受粉なので なるべく混ぜて植えた方が良いとのこと。それぞれ写真を撮ってみたが 葉っぱや樹形からはちょっと区別が難しそうだ。<植え付けの状況は後日アップしたい>



2022718(月)

恵庭・長沼の「道の駅ホテル」 本格的モーテル時代の到来か


恵庭・長沼の「道の駅ホテル」 本格的モーテル時代の到来か

 モーテルは勿論 モーターホテルの略で 車社会の発達したアメリカが発祥だろう。日本の通称はちょっと特殊で そろそろやめたらと思う。アメリカでは主要道路の要所にモーテル街があり全国チェーンの低価格モーテルやホテルチェーンの中・高級モーテルが並んでいる。ヨーロッパでも高速道路のパーキングエリアには小さめの宿泊施設があるのが普通だ。
 最近 恵庭と長沼の道の駅に隣接して新ホテルが開業した。フェアフィールド・バイ・マリオット<北海道長沼マオイの丘公園>と<北海道恵庭>だ。長い名前だが 要するにマリオットホテル系列の高級モーテルの「フェアフィールド」ということになる。

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 両方とも一泊20,000円UP(1室)ぐらいのようだ。アメリカの最近の物価を考えれば$200は自然かもしれないが 今の日本からすると高く感じる。レストランはなく 簡単なキッチンで自己調達ということらしい。両方とも千歳空港までは30分以内だから 飛行機+レンタカーの旅行者には有効だろう。将来はその方向と思うが モーテル新時代になっているかというとちょっと不明だ。まずは空港の回りにレンタカー利用客の格安モーテルがたくさんできるのが北海道の姿ではなかろうか。



2022717(日)

新得の共働学舎 立派なウッドテラス


新得の共働学舎 立派なウッドテラス

 新得の共働学舎にチーズを買いに行った。夏になってから初めてだった。レストラン「ミンタル」のウッドテラス(デッキ)は去年の秋から改良工事をしていたが 立派に完成していた。

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 以前の床は張り替えられ 屋根は木組みでシート張りに変わった。なかなか立派で 明るいし 夏でも涼しく食事ができるだろう。

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何の花だろうか。とにかく前庭はきれいだ。

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夕方4時ごろ。共働学舎の回りは相変わらず良い眺望だ。



202279(土)

とかち鹿追ジオパーク 「火山・凍れ・生命」が主題


とかち鹿追ジオパーク 「火山・凍れ・生命」が主題

 「とかち鹿追ジオパーク」に菅野温泉の帰りに立ち寄った。前回は定休日で入れなかった。
 ここの主題は「火山・凍れ・生命」だそうだ。係の方から丁寧な説明をうけた。

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火山と十勝平野のジオラマは きれいでわかりやすい。

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十勝平野の成り立ちとプレートの衝突の関係がわかった。

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平野・扇状地のでき方は 砂と水を使ったユニークなモデルだ。

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最近の話題は「風穴と永久凍土」。でき方と意味が理解できた。

 このジオパークはコンパクトな施設だが 中身は濃い。通りの看板が目立たないのが難点だが 一見の価値があり。お勧めする。
 鹿追町は人口が6千人以下なのにこのような施設があるのは驚きだ。また素晴らしい自然(然別湖・温泉) 美味しい食(農業・レストラン) ユニークな文化施設(美術館・ジオパーク)などが揃っていて 豊かな町と思う。町おこしが行き届いているので 訪れる人がもっと多くてもいいのかも。
 説明の方の話では 最近の来訪者ではブラタモリが話題になるそうだ。確かにタモリと女性アナウンサーと地球科学の組み合わせは魅力的だ。北海道版を民放でやれば かなり面白いし 鹿追は当然取り上げられるだろう。



202277(木)

鹿追の然別峡野営場・鹿の湯 素晴らしい


鹿追の然別峡野営場・鹿の湯 素晴らしい

 十勝ヒュッテに来た友人が次の日は「然別峡のキャンプ場」というので ご一緒した。ここの「鹿の湯」は多分10年ぶりの訪問だろう。

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 キャンプ場は7/1にオープンしたとのこと。こんなに広くてきれいで混んでいないし 「キャンプ場に無料の天然温泉」があるなんて 北海道広しと言えどもここだけ 唯一無二の場所だ。キャンプは一人250円 温泉のみは無料。信じられない。

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 キャンプ場の奥の「鹿の湯」に向かう。見えてきたシイシカリベツ川はいつもより増水しているようだ。最近の梅雨模様のせいだろう。濡れないように川端を回り込んだ。

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 鹿の湯には湯舟が3つあり 2番目が大きくて真ん中に岩がある。この日は実に適温だった。手前の1番目はやや高温 奥の3番目はかなり熱いという具合だった。
 手前には材木とトタン板の残骸。ここにあった脱衣スペースが崩れたらしい。しかし 貸し切り状態なので着替えは全く問題ない。ただし沢筋なので 「裸でもたもたしているとアブに刺される」が ここの名物でもある。今回は多くは無かったがそれでもやられた。もう少し気温が低い時期なら良いのだろうが 虫も自然環境の一部だから仕方がない。

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 入浴を十分に楽しんでキャンプ場に戻る。水場は水質検査中で使えないとのこと。とは言え 沢水は煮沸すれば問題ないので 使っている人も当然いた。
 ここはテントサイトまで車を乗り入れられないので 事務所横の駐車場からリアカーで荷物を運ぶシステムだ。この方がテントサイトは快適になるだろう。(最近 オートキャンプ場が雨後のタケノコのように作られているが もちろん便利なのだが 自然を楽しむなら車を乗り入れない方が良い。)
 まだ学齢前の女の子がお父さんの引くリアカーに乗せてもらっていた。これは本当にいいことだ。この子にとっては一生記憶に残るだろう。自分は子供に何をしてやれたのか反省してしまった。

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 帰りがけに菅野温泉をのぞいてみた。ここもまた良い温泉だが。次回にした。
 このキャンプ場・鹿の湯・菅野温泉までは最後の分岐から14kmあるが 道々は深緑なので 天気が良ければひんやりとする良いドライブコースでもある。時には鹿とも(クマも)遭遇できるようだ。
(十勝ヒュッテから60km 約1時間)



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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