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202385(土)

ボランティアの子ども食堂<タベルナ>


ボランティアの子ども食堂<タベルナ>

 中学時代の友人を数年ぶりに訪ねたら「今ボランティアに行くところだ 一緒に行こう 話は向こうでも出来る」と連れてかれてしまった。子ども食堂<タベルナ>キッズ王国というもので 初めて聞いた。
 基本的にNPOが 主催して中学生以下のキッズと食べたりおしゃべりをするとのこと。<タベルナ>はギリシャ語で大衆食堂のことらしい。子供たちは屋外のテントで受付をする。

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 キッチンではボランティアが100個分の弁当を自作していた。なかなか立派な弁当で コンビニよりはいい。これを無料で配ると聞いて驚いてしまった。急遽参加の私は弁当の袋詰めを手伝うことになった。

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 出来た弁当は入口で配られ 室内で歓談しながら弁当を食べる。その後もゲームや短い講演などが催されていた。飛び入り参加の私としては 友人と十分に話は出来たし 皆様は忙しそうだったので 余分の弁当を頂いたのちに 引揚げさせてもらった。
 単にボランティア活動というが「実にいろいろあるんだな」と驚き 「高齢者と子供の交流が計られている」ことに感心した。



202383(木)

「植村冒険館」帯広との関係


「植村冒険館」帯広との関係

 然別ネーチャーセンターに行った時に 植村冒険館が東京にあることを知った。最近 東京に出る機会があったので十勝ヒュッテに関係する友人Wさんに板橋区加賀の施設を案内してもらった。この冒険館は 元は板橋区蓮根にあったが 区立加賀スポーツセンター内に引っ越したらしい。

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 1階ロービーには 北極点到達の時のソリが展示されていた。復元かも知れない。

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 4階の会場には関係のパネルがたくさん展示されていた。

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 植村さんは犬ソリ北極点単独到達・グリーンランド縦断・世界五大陸最高峰登頂などで有名だが その冒険年表が目を引いた。中には「帯広冒険学校」の記述があったので 不思議に思い聞いたら「犬を帯広動物園に預かってもらた縁」だそうだ。

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 これはエベレスト登頂のものだ。

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 3階のギャラリーにも関係のパネル展示があった。犬ぞりの奮闘の様子がよくわかる。

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 彼は1984年(昭和59年)に国民栄誉賞を受けている。日本の素晴らしい冒険家であり 今後の若者に影響を与える人と思う。

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 各階段には彼の著書からの言葉がいくつか掲示されていた。中でもこの「準備、これがすべて」は名言と思う。

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 関連して気が付いたのは 手作りろ過器だ。なるほどと感心。

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 ロープの結び方の本もいくつか展示されていた。これは直接彼には関係はないのだろうが ここを利用する子供達への紹介だろう。結び方は勉強しなくてはと思いつつ 面倒で後回しになりがちだ。自分でも確認しておかねばと思っている。

 植村さんは冒険学校に感心を持ち続けた方だそうだ。帯広郊外の八千代に帯広野外学校を作る時に尽力したとのこと。これはミネソタ野外学校で色々な基本を学んだことがその原点にあるらしい。
 そういえばと思い出したことがある。30年ほど前 仕事の関係で米国ワシントン州に居住していた時に クラブの大先輩からメールで「山岳部の2名が今度行くので面倒見てやってくれ」と頼まれた。詳細は分からなかったが 何日かして仕事先に電話があり「今空港に着きました」とのこと。「どこの空港?」「シアトル!」「エッ!その空港は州の西側で 私のいるのは東側。300キロは離れているぞ。何で事前に詳細を連絡しなかったの!」 とにもかくにもルートを教え 翌日元気な若者2人がグレイハウンドの長距離バスで到着し 自宅に3泊して目的のミネソタの野外学校に旅立って行った。台風のような出来事だった。今からすれば この植村さんに影響を受けた若者達だったのだろう。



2023727(木)

東横インの無料朝食 大きく進歩した


東横インの無料朝食 大きく進歩した

 三年ぶりの長期出張で東横インに長期滞在している。東横インは自分の好みで 利用者はブルーカラー・ホワイトカラー・学生・老人と様々で「人間の縮図」を感じられる。
 以前の無料朝食はおにぎり二個にチョットした漬物を加えて一丁上がりというものだった。朝食を抜く人も多いので その程度で十分という方も多かった。
 これが大きく進歩したと思う。タマゴ・肉・魚・野菜・スープなど 選択の幅が広がった。聞いたら3-4年前からそれぞれの東横インで工夫を重ねているとのこと。

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 一番大きい変化はテイクアウト用のプラスティック容器があることだろうか。洋風に詰め込んで 部屋に戻り自分のペースで食べるので あの狭いロビーで食べなくてもいい。ちなみにこのパンは非常においしい。

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 もちろんご飯も選択できる。茨城米だそうだ。これで無料なら文句は出ないだろう。
 ここまで充実するとキチンと朝食を取るようになった。ただ 基本は毎日同じブッフェなので 長期滞在には目先が変った方がいい。



2023725(火)

冠 松次郎の「黒部渓谷」 影響を受けた山岳書


冠 松次郎の「黒部渓谷」 影響を受けた山岳書

 昔の本の整理を続けている。冠 松次郎著「黒部渓谷」は影響を受けた山岳書の一つだ。半世紀前に初めて読んだ経緯はよく覚えていないが H先生かK先輩のおススメだったと思う。

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 昭和42年(1967年)朋文堂新社の出版。

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 下の廊下にある十字峡の部分に傍線が引いてあるので 当時はよほど気に入ったのだろう。断層が直交すれば不思議でもなく十字峡になるのだが。
 また「鉛筆書きの栞」が挟んであったのは驚いた。描いた記憶はないが この下手な鉛筆画は当時の自分のものだろう。

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 最近入手した覆刻版の山岳書のシリーズの中に 同名の「黒部峡谷」があるのを発見した。

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 これは昭和3年(1928年)アルス社の初版本の覆刻になる。目次を見ると私が読んだものとは微妙に違う。ということはこれは旧版で 私が読んだのは新版ということになる。

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 旧版の折り込み地図(下の廊下)を見ると 黒部川は北アルプスで並行して走る立山~剣岳と鹿島槍~白馬の間にある渓谷であることがわかる。ただ旧字体で右から左の配列は非常に読みずらい。

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 旧版には要所に写真が含まれているがイマイチ明瞭ではない。一方 新版を読んだ頃には垂直の岸壁を穿って通した道とか十字峡とかがすごいと思い 昭和47年(1972年)の夏にパーティーを組んで下の廊下から登って剣岳~立山のルートを通る計画を立てた。まあ一部はカットして何とか目的は達成したが 今からするとよくまああんなことを平気でやったもんだと思う。危機管理と責任の所在が希薄だったと思う。

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 よく「古き良き時代を思い出す」と言うが 私の場合は「後悔ばかりでちっともハッピーではない」。後ろは振り返らず今後を考えたいところだ。



2023628(水)

コストコではSDGsを感じてしまう


コストコではSDGsを感じてしまう

 最近よく聞く「SDGs(持続可能な開発目標)」だが 対象領域が人権・環境・エネルギーなどひどく広いので 正直よくわからない。自分としては「命が大切」「環境を考える・清潔」「もったいない」辺りだろうと勝手に解釈している。
 実はコストコ(石狩)に行くとこのSDGsを思い出す。最近は地域一安いガソリンが主な目的で 必要なもの以外は買わない。

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 中に入るとすぐに巨大な冷蔵庫が並ぶ。こんな大容量がいるのか?電気代は?エネルギーの安いアメリカ版は「日本では無駄なんじゃないの?」と思ってしまう。

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 ドバーと並ぶ牛肉。確かに安いが パックは3-4キロの量だ。もちろん大勢のBBQの時には買うこともあるが そんなのは年一回もない。フードロスもたくさん出る。

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 アップルパイも安いが 30センチで2キロ位はあるかも。

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 レジに並ぶ大勢の人は大型カートに多量の商品を載せていて「アメリカ流の豊かさ」を見ることになる。3万円・5万円というレジの声も聞こえるが 確かにそれ位にはなるだろう。今回の自分はたった2点で1,300円だった。

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 レジ向いのファストフード売り場も並んでいる。何れも安いが 自分は180円のホットドック・フリードリンクを買う。 あまりにも安いので聞いたら さすがに原価割れだそうだ。

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 皆さんこの大きい青いドリンクを買っているようだ。でもアメリカンサイズはもっと大きかった。昔 アメリカの友人が減量ジョギングをした後で このカップの倍位のコーラをがぶ飲みしているのを見て「何のためのジョギング?」と言ったら「これはダイコーク」と胸を張った。「わけがわからん!」思った。

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 というわけで最近は定番しか買わない。この日はコストコチキンと完熟パイナップルだけだった。

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 これらをお土産に十勝清水のコニファーへ。オーナーのKさんに半分に切ってもらい それぞれの夕飯に。

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 自分はこれら(全量の1/4)にレトルトご飯とジャスミン茶を付けての夕食だった。人間が健康で幸せに生きるには「これぐらいで十分」と思うのだが。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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