札幌・道央圏Sapporo(176)


202396(水)

白老のウポポイ(2) 丸一日は欲しい


白老のウポポイ(2) 丸一日は欲しい

「体験交流ホール」から「国立アイヌ民族博物館」に移動する。この建物はウポポイの中核で堂々としたたたずまいだ。
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 入館してエスカレーターで2階に上がると アイヌ文化の展示があり 説明も丁寧にされている。
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 各地のアイヌの紹介もある。これは阿寒湖のアイヌコタン。
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 1階に降りると ミュージアムショップがあり なかなか充実している。特に書籍は「こんなに出版されているんだ」と驚いた。
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 すべて読みたいぐらい興味深かった。多分どこかに蔵書されているだろうと思い 出口近くの図書室を覗いてみたが「書名を言って頂ければ書庫から出してきます」とのこと。「開架の方が利用しやすいのに」ちょっとサービス不足か。
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 ウポポイのクッキーもあった。センスもいい。
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 やや歩き疲れたので ショップ横の席で珈琲を飲む。なかなかいい木製の机・イスだった。ポロト湖の眺めも良い。
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 建物を東側に出ると胸像があった。ポーランド人の方で この白老に定住してアイヌの研究をしたらしい。
 そういえば昔のポロトコタンには入ってすぐに高さ数メートルラの巨大アイヌの像があったが どこに行ったのか見かけなかった。
 今回のウポポイ・民族共生象徴空間だが アイヌ文化は奥が深いので 見学には丸一日は必要だ。ポトロ湖の温泉か虎杖浜温泉に一泊してゆっくり回るのもありだろう



202395(火)

白老のウポポイ(1) 格段の充実


白老のウポポイ(1) 格段の充実

 懸案だった白老のウポポイにやっと行くことが出来た。昔に比べると格段に充実した施設になっているが この日はあいにくの雨で 屋外の移動はちょっとつらかった。
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 入口の郵便ポストも落ち着いたデザインだ。
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 長いエンタランスとゲートを過ぎた左側に「体験交流ホール」があった。ここではアイヌの伝統舞踊を見ることが出来る。昔は一番奥のチセの中でやっていた舞踊を今流のホールで鑑賞できる。たた席の予約は当日のみなので 雨の中をゲートから走って確保に行くような有様だった。
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 ホール内の写真撮影は出来ないので 公演が終わってから外観を撮影したら 舞台の背景にきれいに見えたポロト湖畔の景色はこの大窓からなのがわかった。一方 奥には茶色の三角屋根が2つあったが これは新たにできた星野リゾートの施設とのこと。
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 敷地の奥にどんどん進むと 屋外の施設はほぼ昔のままなのだろう。丸木舟もあった。
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 奥にあるチセ群。なにか飛騨高山の古民家群の雰囲気を感じた。
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 従来はこのチセで伝統芸能の公演があったのだが その方が実際に即しているという意見もあるだろう。難しいところだ。今回このチセでは煙が出ていたので何かをやっていたようだ。サケの燻製かな。



2023826(土)

札幌・大通の「札幌市資料館」 古き良き時代の札幌


札幌・大通の「札幌市資料館」 古き良き時代の札幌

 札幌の大通公園は人でにぎわう場所だが 一番奥(西の端)まで行く人は多くはない。この大通西13丁目には札幌市資料館という石造りの洋館がある。手前の西12丁目は花壇と噴水だ。

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 振り返ると大通公園が東に伸びている。中央はテレビ塔ではなく 11丁目にある姉妹都市ミュンヘンのツリーだ。

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 銅像・花壇・噴水がそろっている。ただし撮影は7月だった。ご容赦いただきたい。

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 近づくとこの洋館は石山軟石を使っているのがわかる。

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 この建物は大正15年(1926年)に札幌控訴院(裁判所)として建てられ 現在は札幌市資料館になっている。大通公園の西側付近は現在でも裁判所・弁護士事務所など司法関係が多い地域だ。

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 この建物はルネサンス様式らしいが 裏庭側から見ると何か中世のゴシック調のお城の面影もある。こんな雰囲気は日本では珍しい。

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 ここで大通公園は終わり さらに西側は円山公園や大倉山ジャンプ台の方向になる。

 石川啄木は札幌の印象を「しめやかなる恋の多くありさうなる郷なり 詩人の住むべき都会なり」と書いているそうだが 1910年の「一握の砂」には以下の四首がある。
札幌に かの秋われの持てゆきし しかして今も持てるかなしみ
アカシヤのなみきにポプラに秋の風 吹くがかなしと日記に残れり
しんとして幅広き街の 秋の夜の 玉蜀黍の焼くるにほひよ(これはトウモロコシだろう)
わが宿の姉と妹のいさかひに 初夜過ぎゆきし札幌の雨
 この大通公園の西端の一帯は 都会の真ん中なのに静かで「古き良き時代の札幌の雰囲気」が感じられる。 一度来訪されることをおススメする。



2023818(金)

初めてのエスコンフィールド「でかい!」


初めてのエスコンフィールド「でかい!」

 エスコンフィールドの建設の進行は 十勝への途中で国道274からよく見ていた。完成したら人が押し寄せていると聞くので 近寄らないようにしていた。今回は十勝からの戻りに JR北広島駅の側から西側の横を通ってみた。「でかい!」 最近の日本では大形の箱モノは少ないので 久々だ。こんな感覚はかつてマンチェスターユナイテッドのスタジアムを見物した時以来で 日本の球場ではかつてなかった。

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 最近は「重厚長大は悪」のように捉えられているが 巨大なものに対して畏敬心が湧くのは素直なこと。例えば富士山でもグランドキャニオンでも 目の前にすると感動を覚えるのは自然なことだろう。

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 横に伸びたコンクリートの部分は移動屋根のレールのようだ。エスコンの収容数は3万人程度と聞く。野球場としては中規模だろうが これだけ色々付けるとさすがに巨大構造物になる。
 現在は「バスに乗れない人は北広島駅まで歩く」「駐車場も予約制でしかもバカ高い」と聞くが これから秋・冬に向かうので「これはたまらんわ。JR新駅の一刻も早い建設を望む」。さもないとすぐに来客が減って 宝の持ち腐れになってしまうだろう。簡単に想像できることなので ひょっとして最近の日本の貧困化が根底にあるのだろうか。「わかっているのに どうにもならんのか? オイ シッカリしてくれ!」



2023726(水)

夏の宮島沼 閑散としている


夏の宮島沼 閑散としている

 7月中旬に旭川から札幌に戻るのに国道275を通った。夕方だったので「今どきの宮島沼の野鳥は?」と立ち寄った。

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 月形町で石狩川を渡り美唄方面に 最初の信号を左で宮島沼だ。
 「宮島沼は渡り鳥のネグラ」なので夕方はすごくうるさいのだが 「ガランとしていた」。

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 沼畔の環境省「宮島沼水鳥・湿地センター」も閉館だった。 単に5時を回っていただけかもしれないが。

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 デッキの水槽を見たら「カメが一匹」だけいた。

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 7月の宮島沼は休業状態だ。やはり賑わうのは春と秋の渡り鳥のシーズンということで納得した。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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