20241225(水)

北京の大学構内の12月末


北京の大学構内の12月末

 北京の12月末は札幌とほぼ同じ気温だが 朝夕はもっと冷えこむのと 雪がないのが特色だ。大学の構内ではこのようなイルミネーションがかかっていた。しかしホワイトクリスマスではない。

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 朝7時過ぎに朝焼けが出た。乾燥していて 気温はマイナス10℃ぐらいだろう。人々が動き出す。
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 9時前に出向いた。快晴だ。ちなみに5-6年前までは北京の冬空はどんよりして空気もひどく悪かったが 最近の大気環境は劇的に改善した。
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 道路に二三日前にはなかったロッカーがズラーッと並んでいた。これは「大学院共通テストの受験生のため」だそうだ。「屋外で大丈夫?」と思ったら「この時期の北京は雨が降らないので問題ない」そうだ。
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 翌 土曜の朝はホテルでも受験生の親子連れを沢山見かけた。大学に行くとこの通りフェンスが張られ ごったがえしていた。受験室にはスマホはもちろん本などは持ち込めないのでこのようなロッカーは必要だそうだ。なるほど。
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 夕方5時過ぎに食堂に向かったらイルミネーションがきれいだった。冷え冷えとしてダウンのコートのフードを下ろして歩いた。

注: 中国の大学院入試には基礎科目の全国テストの後に各希望校の専門と面接がある二段階と聞いた。最近 学部卒業生の数は1千万人を超えたらしい。年齢人口は2千万人程度(*)だろうから これはすごい数だ。最近の就職難から大学院進学希望は増加し 合格者は20%を切るらしい。(* 筆者の推定値なので要注意です)



20241224(火)

中国の友人の新車選択 日本車は?


中国の友人の新車選択 日本車は?

 中国の友人が長年乗ったトヨタカローラからアウディに乗り換えた。彼は第一期の日本留学組だったので「日本大好き人間」のはずなので いろいろと経緯を聞いた。
 中国の現在の新車販売の半数以上がEVだそうで 若者は圧倒的にEVとのこと。友人はもう定年の年齢なので この辺の考えは比較的慎重で「EVは電池交換で車両価格の1/3はかかるので 燃費が良いならガソリンで可」との結論になったそうだ。真っ先にトヨタのディーラーに行ったが 装備が古臭く感じたそうだ。一方 ドイツ車はまだガソリン車だが「装備がモダン」で 例えば車両回りのカメラや車載PCはEV並みに充実していたそうだ。(とはいえこのアウディのディーラーでも3か月後にはつぶれたと笑っていた)

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 これがアウディのインパネで やはり大きいスクリーンが目立つ。この画面に車の前後左右が平面的に映るので縦列駐車は本当に楽になったとのこと。もちろんスマホと連結してカーナビや電話も便利に使える。
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 彼に空港まで送ってもらったが 老人には苦手な空港の駐車も難なくこなしていた。
 最近のEVについて日本ではバッテリーの充電時間とか航続距離などが話題になるが 実は EVの人気はコンピュータによる自動運転化などがかなり大きく ユーザーにはこの方がより重要だそうだ。友人が言うには「欧米車にはガソリン車でも便利機能が付いているが 日本車には付いていないので これでは誰も買わない」と言っていた。なるほど「世界市場では日本車は遅れている」ことになる。最近 ホンダ・日産の統合が話題になっているが 実はこの合併でこの遅れが解決できるかは懐疑的だ。



20241223(月)

北京の和食レストラン事情(2) ランチは満足


北京の和食レストラン事情(2) ランチは満足

 他の日本食レストラン「居酒屋一心」にも行ってみた。こちらへはランチが目的だった。これが玄関で 先に紹介のレストランよりも明らかに格上だった。

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 玄関からやや長い導入部には何と鳥居がしつらえてあった。
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 店内は提灯などで満艦飾の状態だ。
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 最近の日本食レストランには必ず置かれている日本酒の「獺祭」が列をなしている。何グレードかあるはずだがメニューでは普通グレードの四合瓶で880元(18,000円)の値段が付いていた。それなりにリッチな方も来るようだ。
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 メニューには寿司の船盛もあり ガラスの向こう側で職人が握っていた。値段は1個ずつになっていた。
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 霜降り牛肉の鍋もあった。
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 で 当日のランチセットのトンカツ定食を注文した。しばらくして届けられたのがこの通り。「何か変だ? 」と思ったら 「並べ方が日本と違う」というよりも「仲居さんが知らないのだろう」か。笑ってしまった。
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 どうも気になるので 自分で日本流に並べ替えた。とんかつのパン粉がカリカリ過ぎる点を除くと 味に不満はなかった。値段は55元(1,100円)で悪くはない。
 ここは日本語を話すオバサンの会計係がいるので 色々聞いてみたら「オーナーは韓国人でシェフは日本で修業した」とのこと。日本食レストランでも なるほど色々なケースがあるようだ。



20241222(日)

北京の和食レストラン事情(1) 無類のサーモン好き


北京の和食レストラン事情(1) 無類のサーモン好き

 北京で滞在している大学街には和食レストランが2~3軒はあるようだ。近い方に5人連れで行ってみた。ここは「久本(くもと)」という居酒屋風レストランチェーンだ。
 いきなり「三文魚」の看板。これはサーモンのことで 北欧の品が毎日入荷しているとのこと。日本でもサーモンは好まれるが 中国では刺身など生魚の50%以上はサーモンのような気がする。サーモンしか食べない人も多い。無類のサーモン好きというよりは「生魚で一番安全そうに思える」ためだろう。

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 表の看板には「蒲焼うなぎ・焼き餃子・牛肉たたき」とある。お客が日本語を読めるとも思わないので まあ飾りだろう。
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 中国風に認定書や許可書が表に掲げられている。会社の名前は「九本しんいち居酒屋」というようだ。
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 刺身や握り寿司は値段がやや高い気がしたが 普通においしかった。これは巻き寿司。カリフォルニアロール風で 目がチカチカする。最近は日本でも同様なものを良く見るので文句は言えない。
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 天ぷらは可・鰻も可。ビールはスーパードライで残念ながらサッポロは無し。
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 これは小さいチラシだが 驚いたことに日本語は完璧だった。でも誰が読むのだろうか? オーナーは日本人だろうと思って聞いてみたら「日本大好きの中国人」とのことだった。
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 興味深いのはこの人員募集の張り紙。店長クラスだと最高年収3万元(600万円) アルバイト時給は35元(700円)のようだ。日本に比べて生活物価はやや安いので ほぼほぼ同程度と思われる。



20241220(金)

茨城・笠間焼のギャラリーを訪問


茨城・笠間焼のギャラリーを訪問

 笠間は隣の栃木県益子と並んで昔から有名な陶器の産地だ。実は笠間・益子は山地を挟んで反対側にある。陶器に適した粘土の産出に関係があるのかも知れない。過日訪問した「製陶ふくだ」の親方に「笠間焼を集めたギャラリー」として「回廊ギャラリー門(もん)」を推薦してもらった。

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 笠間市の郊外に広大な「笠間工芸の丘」という公園があり その中に「陶芸の丘・笠間陶芸大学校・茨城県陶芸美術館・笠間芸術の森公園など」が点在している。
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 回廊ギャラリー門はその近くにあった。かなり広い建物で 地域の作者の作品を展示・販売していた。
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 文字通り中庭のある回廊になっている。
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 陶器も太陽の光で見ると趣がだいぶ変わる。これはかなり薄手の陶器で 透けた感じがなかなか良い。
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 もちろん室内展示もあり これらはだいぶモダンなデザインだ。
 笠間の陶器は一般に厚手で素朴なものが多く味わい深い。北関東で陶器巡りをするならお勧めの場所だ。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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