6. たき火 Outside wood fire(74)


2023619(月)

札幌木こり(8) 薪積みが崩れて移設


札幌木こり(8) 薪積みが崩れて移設

 先週は強風があったようで 仮置きの薪積みが崩れてしまった。ブルーシートもめくれ上がって悲惨だ。同敷地に予定の薪棚の完成を待っていると濡れてダメになるので 急遽 移設先を考えた。

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 D社長のご厚意で 屋根付きの足場組みの一部を使わせてもらう。区画は180x180x90センチのユニット。底に10センチ厚のスタイロフォームを敷いて 地面からの湿気を防ぐことにした。

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 まずは1年以上の乾燥が必要な「銭函薪」を移設してみた。前後の二段組みだが 1区画に収まりそうだ。これが一杯になると 0.6x1.8x1.8=1.9立方米だ。これはうまい具合だ。この調子でほかの薪も移設しようと思う。2-3日掛かるかも。

補足: ニレの木の一部にアリがわいていた。傷んだ薪は廃棄したが この樹種は長期保管には向かないようだ。



2023611(日)

札幌の木こり(7) 薪割りはもう飽きた


札幌の木こり(7) 薪割りはもう飽きた

 薪置き場にスペース的に余裕があるので 追加作業。まず手稲前田の現場に残っていた二年放置の木を玉切り。樹種はヤチダモ。

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 最大の径はチェーンソーぎりぎりの30センチ超。

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 最重量は径25センチの二股部分。一輪車がフラフラした。

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 作業のお供はこのカラス。昼食でおにぎりを食べ始めるとどこからか現れて 目の前に留まる。目玉が見える距離だ。誰か餌付けしたのか?

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 玉切りのトン袋が4個だが 薪にすると2立方米にもならない。

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 積み下ろしの時にユニックのワイヤーが切れた。危ないことこの上ない。ワイヤ止めで応急処置。トラックが屋外駐車なのでワイヤーの痛みが進んだようだ。十分に注意しないと危ない。

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 薪割りは手間がかかるので つい太い薪が多くなってしまう。

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 仮置きしてブルーシートを掛けた。風上の西側は全て覆い 風下の東側は出来るだけ開けた。これで雨よけと乾燥を両立したい。

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 すべての薪を並べると長さが10米を越えてしまった。これでも総量は7.2立方米(0.6 x 1.2 x 10 米)にしかならない。

 今後は薪棚作り・年単位の保管・乾燥になるが 薪の単価が低いので薪棚の建設費用が出てこない。薪の流通価格は単価が安く ほとんど人件費だ。全く困ったものだ。
 薪は環境にやさしい燃料と言われているが これはCO2放出がゼロと<みなされている>ためで 燃料としての問題点も多い。「エネルギー密度が低くすぎる」「乾燥に時間がかかる(約2年)」「(乾燥しなければ)重い」。
 また実勢価格が安すぎるのも問題だ(立方米で1.5万円程度)。例えば「本物の生ハムは塩漬けと熟成で2年かかる」と聞くが 同じ2年でも付加価値はとてつもなく違う。もうやってられない。
 今回の実働は15日以上だったが 体の節々は痛いし 飽きてしまった。「薪作りはもうしばらくはいいわ!」



202362(金)

札幌の木こり(6) 薪割りは一段落


札幌の木こり(6) 薪割りは一段落

 5月とは思えない夏日・非力な電動チェーンソー・強力なエンジン薪割機で 木材の運搬・薪割りをとにもかくにも延べ十日間で終えることが出来た。積み上げたマキの量は長さ8m X 高さ1.2m X 厚さ0.6m で5.7立米になった。もし十勝ヒュッテだけなら3年以上は持ちそうだ。

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 長期保管・乾燥に必要な屋根付きの薪棚は足場ユニットで作る計画だ。多分7月以降の出来上がりなので とりあえずはブルーシートで雨をよけることにした(地面直置きではなく 下駄を履かせた)。一方で乾燥も必要なので シートは上部と風上の西側を覆い 風下の東側は開けるように工夫した。全部覆うとアリやハチの巣窟になる。

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 スエーデントーチ用の玉切り材(40センチ長)は平積みだ。

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 同様に上部と風上側をブルーシートで覆う。

 ここまでやっておけば薪作り・仮置きは一段落だ。それにしても「一人で十日間は大変 アア~疲れた」。それでもたまにはブルーシートの具合をチェックしておかねば。場所は知り合いの建設会社社長の手稲にある土場だ。



202361(木)

スエーデントーチ作り


スエーデントーチ作り

 スエーデントーチは丸太に放射状にノコ目を入れて 丸太を内部から燃やすように工夫したものだ。きれいな照明にもなるし もちろん暖房としても使える。

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 ダッチオーブンなどを載せて料理もできるので キャンプでは非常に魅力的なアイテムだ。

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 これは近くのキャンプ場のコニファーで売っていた針葉樹の「ウッドキャンドル」。1,200円。

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 これはジョイフルAKで売られていたもので 25センチ径で広葉樹のようだ。値段は何と2千円。

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 これはホーマックのアウトドア館のもので 径は20センチ以下だし長さも短い。値段はアカシア材で千円程度。横に空気取り入れ口が付いた杉材のものは何と3千円。1.5時間も持つとあるが本当か。「燃やしてしまうものとしては高すぎる」だろうに。基本的には自分でも作れるので 大量に作って半額位で売れば 結構な儲けになるかもと思ってしまった。(こういう下心のある時はたいていは問題が生じるものだが・・)

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 現在進行中の薪割り作業で 径が20~30センチで 長さが40センチの丸太を20本ほどをスエーデントーチ用によけておいた。まずは20センチ径のものを試してみた。端面から切れ目を入れるのだが これが結構難しい。「チェーンソーは木口方向には切りやすいが 板目方向はスムーズにはいかない」のだ。

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 数本終わったところであきらめてしまった。まして30センチ径のは時間がかかるのでやる気なし。「時間を持て余した時にやればいい」と保管・乾燥に回した。



2023526(金)

札幌の木こり(5) 最近は暑くてたまらん


札幌の木こり(5)  最近は暑くてたまらん

 連日の薪割作業だが ここ数日はカンカン照りの夏日だ。暑さにたまらず重機と車の間にブルーシートを掛けて臨時の日よけを作ってしまった。これでだいぶ緩和された。

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 主にヤチダモの手稲薪は5日ほどかかったが処理出来た。木質は緻密でやや黄色い。高さ1.2・巾0.6メートルで二列に仮積みした(写真後方右)。

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 昨日からニレの木を主体とした銭函薪を割り始めた。木質は白色で意外に柔らかく 玉切り薪割りも簡単だ。逆に言うと良い薪にはならないかもしれない。芯部に蟻が入ったのもある。

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 銭函薪と手稲薪は乾燥度が違うが 面倒なので連続して積み重ねた。木質が違うので 後で移し替える時には区別できるだろう。

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 日が傾いたので作業をやめた。マキ山の白い部分が一日で作った分だが 7月並みの暑さの中で一所懸命やっても「一日に1リューベ(m3)も作れない」のには愕然とした。実勢価格がリューベ当たり1.5万円と仮定しても 機材や燃料費を考慮すると「何という非効率な作業だ」と驚いてしまった。

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 帰りがけの手稲山付近の景色にホッとした。初夏の夕日は市街地から見ると手稲山よりもはるかに北に沈む。恵迪寮歌の2番の「羊群声なく牧舎に帰る。手稲の頂き黄昏こめぬ」の通りで 一年で一番輝く時期と思う。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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