6. たき火 Outside wood fire(74)


2023520(土)

札幌の木こり(3) 続・手稲薪


札幌の木こり(3)  続・手稲薪

 樹種はヤチダモで2年間放置。径は最大で30センチ。新品のチェーンソーだったが切れ味が限界になったので 新しいチェーンに交換した。

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 切りやすい木から始めたが やっと太い部分にたどり着いた。

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 玉切りは長さ60センチでもずっしりと重く これ以上の長さは無理だった。一輪車で運ぶ。

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 30センチと60センチ長さの玉切りにしながら 太さによって6つの山に分けた。

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 それぞれをトン袋に入れた。

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 銭函薪と同じように 4Tトラックにユニックで釣り上げて薪割サイトへ運搬。

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 仮置き場所には何もなくなった。これで倒木の半分程度は処理したが もし薪が足りない場合はまた来ればいい。しかし「もう見たくもないのが正直なところ」だ。
 さて 全てが初体験だが 気を取り直して先に進む。



2023517(水)

札幌の木こり (2) 銭函マキ


札幌の木こり (2) 銭函マキ

 友人の「森の達人」苫小牧のKさんに「札幌圏で薪作りをやりたいのだが」と相談していたら 「地域の人と仲良くなって 耳を澄ませていれば聞こえてくる」というアドバイスを得た。予言は正しくて「薪にするなら持っていってイイよ」という話が出て来た。
 場所は国道5号から国道337が分岐する小樽市銭函で 国道と線路の間に新規造成中。立木を重機で倒して敷地の隅に重ねてあった。樹種はハルニレだろう。広葉樹だし よく燃える薪になると思う。

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 長さ0.6と1.2メートル位の2種に切りそろえた。一部は中心部が腐っているものもあった。

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 例外的に真っすぐで長い木があった。20メートル位と思うが 樹木の種類は違う。後で調べないといけない。

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 60センチ長さに玉切りにする。こんな木ばかりだと作業は楽なのだが。ただしずっしりと重いので腰に悪い。<今回の作業はトラック運搬を除き 自分一人の作業なので 短くしないと運べない>

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 直径は25~30センチ位か。電動チェーンソーではぎりぎりだ。

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 オッとイイ木と思うのもあったが 鳥の巣穴があった。これは中空なのでマキには向かない。

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 昼食はこの通り キャンプチェアーを出して おにぎりと飲み物だ。休憩もここで。

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 実はここまで数日かかったが 翌日にユニック付きの4Tトラックに積み込む。

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 何のかんの言いながらも荷台一杯になってしまった。

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 薪割・乾燥の作業予定地に運んで(約10キロ)荷下ろし。
 切りたての春の木なので水分をたっぷり含んでいる。マキ割が心配だが マアどうにかなるだろう。問題は2年間の自然乾燥が必要なことで それが済んでやっと「銭函マキ」が出来上がる。
 今のところの感想は「木こりは典型的な肉体労働」「薪の値段のほとんどは人件費と輸送費」「薪作りにはスペースが必要」だ。また予想よりも大量なので 売るほど出来るのではなかろうか(笑)。



2023516(火)

然別湖ネーチャーセンターの薪ストーブ


然別湖ネーチャーセンターの薪ストーブ

 最近 十勝に行かない時は 札幌でもっぱら「ストーブの薪作り」をしている。一所懸命にやっているので 一連の作業が済めば売れるほど多量の薪が出来るかもしれない(笑)。そんなこともあり どこに行っても薪やストーブに目が行ってしまう。先週 然別湖に行き いつものネーチャーセンターに立ち寄ったら 大きい薪ストーブに気が付いた。

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 これは立派なストーブだ。メーカーはわからないが広い一階全体の暖房としてはこれぐらいの容量が必要なのだろう。この日は霧雨で外気温4℃だった。

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 ここのストーブで気が付いたことが二つ。一つは「薪が非常に太い」こと。太さが20センチ位のもある。火持ちはいいと思う。付近の林で調達しているのだろうが これだけ本格的な薪を使えるのはうらやましい。

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 もう一つは横にあった「プロパンガスのボンベとバーナー」だ。安全上の問題はさて置き この太さの薪に着火するにはこれ位は必要なのだろう。

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 ここに来ると毎回新しい情報が得られる。今回は植村直己の「マッキンリーの山頂に残された旗」という特別展が6/4まで「東京板橋の植村冒険館」で行われているとのこと。東京に行ける機会を作りたいものだ。



202352(火)

マキの値段 質にもよるが値上り


マキの値段 質にもよるが値上り

 薪の値段が高騰していると思う。昨年秋にヨドバシカメラのキャンプコーナーでキャンプ用の八ヶ岳マキが1280円で売られていてびっくりした。一昔前はホームセンタなどで一束が700円位だった記憶がある。
 先週 日高町を通った時にセイコーマートで ご当地名産品としてベルゲンフラクティス(帯広) の薪一束 1,350円というのを見てびっくり。いよいよコンビニでも薪を置くようになった。値段も高い。燃やして灰になるものだぞ~。
 これは調べる必要アリで 早速ジョイフル(JF)とホーマック(DCM)を回ってみた。

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 ジョイフルでレジャー用のマキ(段ボール入り) 3キロ/6キロ 748/1,189円 。針葉樹焚き着け3キロ 600円。

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 ストーブ用薪 一束 968円

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 スエーデントーチ2,187円

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 ホーマックでストーブ薪 968円 袋入り980円 木端材(針葉樹) 380円

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 アカシア薪877円

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 スエーデントーチ 2,940/1,097円

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 拍子木薪(TIFG) 2,750/2,200円 ロゴ焼き印で ここまで来ると本物の拍子木で燃やすのがもったいない。
 イオンも見てみたが たき火薪3キロ/6キロ 750/1,100円 ストーブ薪1,380円と似たようなものだった。

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 結果として 普通の広葉樹のマキは 箱入り6キロで 1,200円 ストーブ薪は一束1,000円位が現状のようだ。ただ スエーデントーチや拍子木のように加工度が上がると2~3倍になる。
 だとすると「にわか木こり」が作成中の「手稲マキは宝の山」と言うことになる。ただし十分な乾燥を経てからだが。「マキの原価は原材料費ではなく ほとんどが人件費・加工費」のようだ。しかし スエーデントーチなどは誰でも楽しみながら自作できると思うが。

追記: 知人のいる苫小牧のNPOでは1立方メートル当たりで1.5万円位のようだ。



202351(月)

札幌の木こり (1) 「手稲薪」


札幌の木こり (1) 「手稲薪」

 最近 チェーンソーが急に必要なったことがあったが 他からも口がかかった。今度は運送会社で 土場を作った時に「立木を倒して境界に寄せてあるのでどうぞ」とのこと。場所は手稲山を望む前田森林公園の北側になる。石狩新港の風車も遠望できる。

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 若干土をかぶっているのもあり敷地境界に沿ってズ~ッと奥まである。総数は50本程度と推定。約二年経過なので 半年も乾燥をかければ良い薪になるだろう。樹種はヤチダモで火持ちはいいはずだ。「手稲薪」の誕生かもしれない。
 現地で玉切りにしてトン袋に入れ ユニック車て集積所に運ぶこととした。

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 直径は最大で25センチ位で 電動チェーンソーでも十分に対応できる太さだ。

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 問題は玉切りの長さで ストーブ用とキャンプ用の両にらみで35センチ長をメドにした。これ位なら薪割機で4分割か2分割すればちょうどいいだろう。
 2日間やって一番大変だったのは 倒れて重なり合った木々を整理して 切る前に片持ち状態にすることだった。

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 のんびり2日間でトン袋2個分ぐらいはイケたようだ。脊柱管狭窄症の身としては 全部やるなら休み休みで1か月はかかるかも。
 これで札幌にいる時は「手稲薪を作る仕事」が出来たのを喜んでいる。「にわか木こり」になったと言えるだろう。スポーツジムやゴルフなどよりもよっぽど生産的だと思うが。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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