8. 他設備 Other facilities(56)


202293(土)

五右衛門風呂の石積み計画


五右衛門風呂の石積み計画

 そろそろ五右衛門風呂を作り始めようと思う。初めてなのですべて手探りだ。
 石積みで1.2メートル角の立方体を作り 中に風呂釜とマキ窯を組み込むだけとも言えるが そう簡単でもなさそうだ。資材の準備を含めて結構な作業なので あらかじめ図上で検討した。
 普通の基礎は鉄筋入りのベタコンだろうが 作業も資材も大変なので簡略化する。地面を少し掘って砕石を敷き 突き固めてから短い杭を数本打ち込みたい。鉄格子を置きコンクリートを流して基礎にする。
 四隅にL型ブロックを置き第一段とする。第二段 第三段とブロックを積み上げる。内部はブロック・レンガ・石を使う。炉を組み込むので風呂釜のサイズ・形状を考慮しながら火室にレンガを積む。200℃を超えそうな所は耐火レンガにする。空洞の充填には現地調達の小石などが使えるだろう。
 石積みの表面は茶色のレンガとグレーのコンクリートブロックが混じるので 仕上げはレンガ色の耐水塗装にする。
 200キロ程度(釜+水+人)の風呂釜と発熱するマキ窯を共存させると 重力のほかに横方向の力も加わると予想される。このため 内部に簡単な鉄骨を組んで風呂釜を支え 耐火レンガに力が加わらないように考えてみた。ただ 金属とレンガ・コンクリートは熱膨張率が違うので単純ではないかも知れない。
 資材は ブロック・レンガ・セメントなどの重量物は十分な量を調達済みで 不足は耐火煉瓦・金網・耐火セメントだろう。

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 水回りを簡単にするため 風呂と野外キッチンを隣り合わせしたい。屋根のヒサシをキッチン側から伸ばして 風呂の視野が狭まらないようにしたい。ヒュッテ本体から風呂まではウッドデッキを延長する。水道配管と照明配線は最後だ。

 ここまでイメージと準備をしておけば あとは作業の人力次第だろう。懸念は経年変化や地震で石積みにひび割れが出て 外側に広がる可能性だ。もう一つはマキ窯のロストル(目皿)とフタで 鉄材を溶接して自作したいが さてどうなることやら。



2022817(水)

ポンプ室の現状 雨水の流入


ポンプ室の現状 雨水の流入

 ポンプ室は骨格をGWに組み上げた後 7月末に帯広の社長が埋めてくれた。それからの推移を見たら雨水が流入することがあるようだ。井戸は敷地の一番低い場所に作ったので当然ではあるが 大雨の時は池の中にポンプ室があるようなものだ。これはまずい。

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 埋める前の外観は 高さが1.6mの小部屋の中に水道ポンプを仮置きしている。雨水は下に浸透してくれることを想定したが 穴から雨水が入って井戸穴が埋まっては元も子もないので もう少し高くする(プラスα)しか方策はなさそうだ。例えば 1-2段増やしてシートで防水した上に スタイロフォームで断熱したフタをかぶせることだろう。

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 一応は1段かさ上げしてフタをしておいたが 最近の大雨で土砂が入らないことを願っている。この何でも自作するという無謀な井戸プロジェクトは悩みが絶えない。
 もう一つ写真で気づくことは 白樺の落ち葉が早くも積もり始めたことだ。もう秋は確実に始まっている。



202287(日)

ポンプ室の埋め戻し作業が完了


ポンプ室の埋め戻し作業が完了

 帯広のK社長が多忙の合間をぬって埋め戻してくれたと聞き 8/5に現地に行ってみた。山積みになっていた掘り返した土はきれいに整地されていた。いやいやK社長に感謝だ。写真からは土地が手前に緩やかに傾斜して 井戸が一番低いことがわかる。

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 整地したところは15m x 7m位だが 日当たりがいいので 良い植栽場所になるだろう。基本的にあまり手を掛けるつもりはないので ハスカップとハマナスなどを植えたいと思う。ネット情報によると<
1.ハスカップの苗木の植え付け時期は12月(温暖地)と3月(寒冷地)。
2.ハスカップは基本的に自家結実性が低いので 受粉樹となる他品種の混植が必要。
3.弱酸性の土壌を好むので、土にピートモスを混ぜて植え付ける
>だそうだ。ハスカップの自生地のマップを見ると日高山脈北部も含まれるので土と気候は多分大丈夫だろう。

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 ポンプ室の回りの土は少し窪んでひび割れている。やはりこの場所はヒュッテの敷地で一番低いので 溜まり水も最大限に利用できるだろう。深さ2mのポンプ室には水道ポンプが設置済みなので 後は五右衛門風呂まで配管工事をすることになる。「何でも手作りはやたらに時間と労力が必要だ」が やっとここまで来たかと感慨しきりだ。



202282(火)

五右衛門風呂・シンク・水道配管工事の状況


五右衛門風呂・シンク・水道配管工事の状況

 十勝ヒュッテで井戸・ポンプ室は出来たが 埋め戻し・五右衛門風呂・シンク設置が懸案になっていた。
 昨日 帯広のK社長に電話して 「8月中に重機の作業は出来ないだろうか?」とお願いしたら 何と「井戸・ポンプ室の埋め戻しは終わったよ! 3日かかったが」との答え。多忙な中を時間外でやってくれたらしい。私はここ二週間は行ってないので全く知らなかった。うれしい驚きだった。しかし「地ならしや配管はやっていないよ」とのこと。

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 五右衛門風呂とシンクは一緒の水回りにして ヒュッテと物置の間に設置したい。ここは少し傾斜があるので整地と束石の埋め込みが必要だ。重機が必要だろう。

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 もう一つは簡易トイレの美観を向上だ。トイレはメンテのため道路近くに設置したが 美観を損なっている。これに枕木を基礎にした木製の覆いを作りたい。この作業には重機が必要だろう。

 これらの土木作業が終わると力仕事は無いので 秋までには五右衛門風呂作りなどを進めることが出来るが 先はまだまだ長い。



2022728(木)

中古のステンレスシンクを再生した


中古のステンレスシンクを再生した

 十勝ヒュッテでは五右衛門風呂を計画中だが その隣にシンクを置いてBBQなどの食器洗いに対応したいと思う。屋外なので 全ステンレス製が必要だ。いろいろ探したが高額だし適当なサイズのものもなかった。最近 札幌新道で中古厨房用具が店先に積まれているのを発見。引き返して訪問すると 古物をクリーニングして販売しているとのこと。
 小山の中にサイズと形が適当なシンク(蛇口2個 高さ70cm程度)を見つけたが 写真のようにものすごく汚れていた。「クリーニング無しなら5千円でいいよ」とのこと。「外で使うのでまあいいか」と思い 買ってきた。

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 持ち帰ってチャックしたら 予想以上の汚れだ。しかしサビではなく厚い油汚れのようなので まずクリーニング資材を調達した。液体クレンザー・パイプクリーナー・プラ研磨タワシ・金属タワシ・ポリ手袋は すべて百円ショップで入手 計5百円。

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 パイプクリーナーとプラ研磨タワシでクリーニングを開始。意外にも良く落ちる。隅々は難しいので 途中で蛇口やねじ止め部品を外しながら作業をして 最後に水洗・乾燥。約2時間の作業で 全体としては満足できるレベルまできれいになった。
 資材は「パイプクリーナー・プラ研磨タワシ・ポリ手袋」しか使わなかった。さらに液体クレンザーを使えば完璧になるだろう。

補足:
・買取時は「廃棄物か」と思ったが 蛇口・配管・ドレインなどすべての部品がそろっているので まあ「中古品」と考えた。
・パイプクリーナーはアルカリ性で 主成分は重曹のほかに1%の水酸化ナトリウムだった。ポリ手袋は二重でも簡単に破れたので やはりゴム手袋が必須だ。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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