2021125(日)

帯広圏の銭湯 個人的なおすすめ


帯広圏の銭湯 個人的なおすすめ

 十勝ヒュッテのプロジェクトを始めてもう2年がすぎたが こちらに来るたびに 帯広近辺の銭湯に文字通り入り浸っている。何と言っても「温泉銭湯」だからだ。まず 帯広の銭湯の歴史を調べてみた。トカチナベに以下のような記事 (2019.06.12, https://tokachinabe.com/onsen-history)がある。
 帯広の最初の銭湯は明治28(1895)年で 明治末には5軒 昭和6(1931)年には18軒と増加し 昭和54(1979)年には31軒もの銭湯が市内で営業していたそうだ。ただし これらの銭湯は現在のような温泉ではなくわかし湯だった。
 一方 温泉と天然ガスを目当てとしたボーリングが昭和39(1964)年に音更町で始まった。昭和50(1975)年頃になると 帯広市内でも温泉を掘り当てたというニュースが広まりこれを機に温泉を掘るボーリングが流行。奇しくも家庭の風呂の普及で銭湯業界に陰りが見えていたこともあり ボーリングに挑戦する人が増えた。
 昭和60(1985)年代以降は帯広でも温泉銭湯が次々と出現した。もともと銭湯として地元から愛されていた施設もこうしたボーリング流行の時期に温泉銭湯へとリニューアルを遂げた。たとえば「ローマの泉」では 昭和55(1980)年に 一時廃業していた「アサヒ湯」もボーリングに成功して昭和58(1983)年に温泉施設として復活した。時代の流れと共に変遷を遂げながら 今なおしっかりと歴史を刻んでいる。
 こうして地元で愛され続ける温泉銭湯は十勝に根づいてきたが 植物性温泉の「モール温泉」は世界的にも希少な泉質の温泉だ。太古の時代から長い年月を経て植物が堆積して生成された亜炭層を通って湧き出てくる十勝のモール温泉は 植物が腐食した有機物が溶け込んでいて かつてアイヌの人々により「薬の沼」と呼ばれていた。平成16(2004)年には北海道遺産にも登録されたモール温泉を気軽に楽しめるのも 帯広ならではの贅沢と言える。

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 さて 個人的な評価だが まず帯広圏の温泉銭湯は非常にレベルが高い。今までに行ったのは 「アサヒ湯」「光南温泉」「自由ヶ丘温泉」「白樺温泉」「水光園」「ひまわり温泉」「芽室 鳳の舞」「札内温泉」等々10か所以上あるが 露天風呂が無い場合でも かけ流しが素晴らしい。ほとんどがモール泉をベースとしたアルカリ単純泉で 肌にやさしい。個人的には「アサヒ湯」「ひまわり温泉」「光南温泉」「自由ヶ丘温泉」「白樺温泉」は外せないと思う。
 ボーリングとは言えこんなに多くの温泉銭湯が市中にあるのは驚きでしかない。帯広は「モール温泉銭湯の街」と呼べると思う。

<注>このまとめは個人の好みに基づくもので 利用料金が600円程度以下に限定しているので 例えば北海道ホテルなどは入れなかった。また 表には比較のために札幌圏で最良の温泉銭湯も示した。引用部はてにをは等は改良を加えた。



2021124(土)

札幌圏の銭湯 個人的評価


札幌圏の銭湯 個人的評価

 「銭湯」とはWikipediaによると「普通公衆浴場」であるらしい。これは「日常生活における保健衛生上必要な入浴のために設けられた公衆浴場」と定義され 一般にこれを「銭湯」(風呂屋 湯屋)と呼び 各都道府県の条例で施設の衛生基準や浴槽水の水質基準などが定められているとのこと。また「その他の公衆浴場・特殊公衆浴場」もあり 営業形態が銭湯とは異なる浴場のことらしい(例としてはサウナ風呂・健康ランド・スーパー銭湯等)。今回は銭湯を低料金の風呂屋として広めに考え 個人的評価を加えてみた。
 札幌の銭湯は1971年をピークにその後は急激に減少した。最大時には札幌で約260軒 北海道で約1千軒あったのが6分の1になった。背景には経済成長に伴う「自宅風呂」の普及やレジャー型「スーパー銭湯」の増加などがあるそうだ。加えて1988年竹下内閣のふるさと創生事業で交付された1億円をもとにかなりの自治体が公共温泉を作ったため 地域型の銭湯は次々と姿を消したらしい。(郷土史ていね 手稲郷土史研究会会報141号 令和元年9月11日)
 札幌では明治3(1870)年に初めての銭湯が出来て 昭和46(1971)年には北区だけで33軒もあったそうだ。当時の銭湯の地図を見ると人が住んでいる地域では数ブロックごとに銭湯があった(新・北区エピソード史 平成15年3月)。多分 おなじみが顔を合わせる地域交流センターになっていたのだろう。
 その後は昔流の銭湯はどんどん廃業してしまった。例えば明治40(1907)年創業のレンガ造りの「北海湯」は市の文化遺産に登録され 現在は貸ギャラリー・バーとして使われている。自宅の近くの元銭湯は高齢者ケアの会社に転換し 建物はそのまま使われている。
 このように銭湯は たまに家族連れで行くスーパー銭湯に変わった。またボーリングによる温泉・鉱泉を使う温泉施設でないとお客が集まらないのが現状と思われる。
 銭湯料金の450円にこだわって探すと 稀には銭湯を見つけられるが 手桶を抱えて歩いて行ける距離にはない。生き残っている銭湯はスーパー銭湯の形で便利の良い住宅街か郊外に広い駐車場を併設しているのが普通だ。
 最近首の筋肉疲れを直すために 札幌圏の「銭湯」を探訪していたが そのお湯のデータなどを一覧にしてみた。あくまでも個人的な視点なので 泉質・露天風呂・入浴料金(600円以下)にこだわっている。これらは人により好みが異なるので あくまでも参考なのをご了解いただきたい。

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 さて 個人的な評価だが 南あいの里温泉「なごみ」・森林公園温泉「きよら」・小金湯温泉「まつの湯」は素晴らしいと思う。「なごみ」は海水とほぼ同じ濃度の強塩泉で 上がり湯を必ず使う必要があるが よく温まる。「きよら」は濃い色のモール泉のかけ流しで すべすべだ。「まつの湯」はやさしいお湯で 露天からの眺めが素晴らしい。
 札幌圏は公定料金の銭湯は少なくてスーパー銭湯が多いので 温泉銭湯を探すのに時間が必要だ。一方 十勝・帯広では銭湯=温泉が当たり前なので 実にうらやましい限りだ。
 札幌圏の銭湯の今後の姿だが 予測はなかなか難しい。最近のトレンドは健康志向とサウナの盛り上がりと思う。サウナ自体はすでにどの銭湯でも設置しているので 質の向上があるだろう。さらにジムを加えたりするとスペースが必要だから 小規模銭湯はスーパー銭湯型に置き換わっていくかもしれない。ただし 札幌圏は適切なボーリングさえすれば古海水型温泉が取れる地の利もあるので これも生かしてもらいたいが どうなるかな。

注: 引用部はてにをは等は改良を加えた。



2021123(金)

札幌環状通りの銭湯「冨士の湯」

札幌環状通りの銭湯「冨士の湯」

 釧路・十勝への長距離運転で首が回らなくなってからほぼ10日が過ぎた。治療のつもりの温泉三昧もいい加減に終わりにしたいので 最後に自宅近くの銭湯で締めたいと思った(12/1)。調べたら最寄りの銭湯はおそらく「冨士の湯」だ。環状通りから美香保公園に曲がる目印位にしか意識していなかったが ネット情報によるとなかなか評判がいい。しかし 入浴道具を抱えて歩いて行くほど近くもない。
 駐車スペースは環状通に面した3台分だけのようだ。入店したら狭めのロビーがあり 番台は女性だった。近頃はマスクのせいで判別が難しいが おそらく30代と思う。「ここは温泉ですか?」と聞くつもりが 「ここは銭湯ですか?」になってしまった。答えは「公衆浴場です!」だった。言葉とはなかなかむずかしいものだ。お話によると ここのお湯は肌になじむので 石鹸が落ちていないような感覚だそうだ。「汲み上げ地下水をこれぐらいの大きさのフィルターのようなものを通している」とのこと(ナノバブル○○のステッカーが貼ってあったのでそれかも知れない)。

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 脱衣所に入ると「これぞ銭湯」と思う典型的な「公衆浴場スタイル」。施設は新しくはないと思うが 掃除が行き届いて清潔感がある。富士山のタイル絵も見える(富士の湯だから当然だが)。手桶も黄色のケロリンだった。洗い場は広め(30人分位)で 小さめの浴槽が3つ(主風呂・薬湯・水風呂)とスチームサウナがある。お湯はなるほど良さそうで カルキのような匂いもない。体を洗って湯を掛けてもすべすべ感が引かない。これには驚いた。
 営業は午後3時から9時だが 早めに行ったので一番風呂を目指す客が約10名位はいた。多分ご近所銭湯の役割を十分に果たしているのだろう。なかなかいい「公衆浴場」で これなら温泉やかけ流しでなくとも満足できる。ちなみにここの地下水をボトルに入れて持ち帰る人もいるようだ。



2021122(木)

森林公園温泉 「きよら」 濃いモール泉


森林公園温泉 「きよら」 濃いモール泉

 札幌厚別の森林公園温泉「きよら」モール泉のかけ流しだとのうわさを聞いたので11/30に行ってみた。国道12号に面しており 前を通ることはあったが 入るのは初めてだった。
 お湯は看板の通りナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉のモール泉だ。色は濃い目で 成分総量は1.0g/kgと本場の十勝のモール泉に比べても高濃度の部類だ。これを少し加熱してかけ流しにしているのはすごい。内風呂・露天があり それぞれにモール泉の浴槽がある。施設は外観ほど新しくないが 清潔感がある。

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 食事処は特になく 焼きそば・チャーハン・唐揚げなどの軽食を500円以下で出しおり 公衆浴場としてはこれで十分だろう。
 午後早めに行ったのだが老人の比率が高かった。ポイント2倍の日のためだろうか。大満足で帰るころには駐車場が混みだしていたので かなり盛況と思う。
 パンフレットをもらったのでネットで調べてみたら「ほのか」と同じ会社の「公衆浴場」部門の一つらしい。



2021121(水)

苗穂駅前の蔵の湯 マンション街の銭湯


苗穂駅前の蔵の湯 マンション街の銭湯

 苗穂駅前の「蔵の湯」を久々に訪ねた(11/29)。ここは数年前にはよく仕事帰りに立ち寄っていた。銭湯料金で内湯・露天・洞窟風呂・サウナを楽しめる。露天風呂とあつ湯が天然温泉を使っていて 加温・循環ろ過しているようだ。泉質はナトリウム-塩化物泉 36℃ PH=8.7 ナトリウム・塩素・炭酸水素主体で 総量 1g/kg 。成分表をみると温泉を月寒で採取して運んでいるようだ。

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 苗穂駅の周辺は 大昔は平屋住宅・倉庫・工場のあった地域と記憶するが 現在はマンションが乱立し JRの再開発では駅直結の高層マンションが計画されているらしい。その意味で地の利の良い銭湯だろう。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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