2023630(金)

札幌の木こり(10) 薪作り終了


札幌の木こり(10) 薪作り終了

 最近の2カ月は木こり・薪作りばかりしていたが いよいよ最終作業として野積の薪を屋内に移した。D社長にいろいろ提案してもらい 仮設作業場へ移すのが労力・経費で一番少ないことになった。
 隣りの敷地なので一輪車でもすむのだが 一応は軽トラに積んでの移動となった。仮置きでも乾燥はそれなりに進んでいて 一部には蟻が付いた薪もあり やはり定期的な点検・組み換えは必要だ。

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 移動先では定尺で6スパン使うことになった。中央は手稲薪で 伐採してから2年以上たつので 乾燥は進んでいる。左側は今年の新薪の銭函薪で 本格的な乾燥が必要だ。右側奥は2週間前に伐採したもので たっぷり2年間は乾燥が必要だ。他にスエーデントーチの試作品や玉切り薪も整理した。全体では推定で12立方米。

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 手稲薪の樹種は「ヤチダモ」できれいな黄色の木質だ。倒してから2年以上は経過しているので意外に乾燥していて断面にヒビもある。拍子木のように叩くと「カンカン」と音がするので密度が高くて良い薪だ。

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 買ったばかりの水分計を試してみた。樹種により補正が必要だが 手稲薪はどのモードでも10%以下だっだ。ということはこのまま乾燥薪として使えそうだ(乾燥薪は15%以下らしい)。

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 一部の丸太をスエーデントーチに加工してみた。右側ほど乾燥している。もちろん加工は左側にある生木の方が簡単だ。

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 このトーチでも 水分計によると手稲薪が良好な値だった。
 ということで 札幌での薪作りは一段落だが 初めて経験なので手間・時間がかかり 大変だった。次回はスムーズに行くだろう。
 小屋暮らしでは「木こり・薪作り」は不可欠で重要なことを実感した。それにしても疲れたわ。



2023629(木)

初夏の「剣山登山口」休日朝は登山者多数


初夏の「剣山登山口」休日朝は登山者多数

 6/25日曜の朝 十勝清水の剣山付近は快晴だった。付近の牧場では最初の牧草の刈りが終わったようだ。早朝6時には登山者の車が上がって行ったので 登山口の様子を見に10時頃に行った。

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 駐車は20台位。先に下山したという高齢のご婦人にお話を伺った。途中の登山道の草刈りボランティアとのこと。この剣山は上り下りが多く大変だが 頂上は日高山脈の主稜線から東に出ているので 絶好の展望台とのこと。なお 自分は腰を痛めてもう10年以上は登山をしていない。

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 北海道では珍しい修験道の山で 登山口は神社の中にある。

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 クマ出没注意の看板があるが この辺で襲われた話は聞かないのでマア大丈夫なのだろう。

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 登山届の箱は丸太をくり抜いた手作りで面白い。名簿によるとその日の登山者は二十数名のようだ。帯広を始め十勝の方 札幌・小樽・千歳の方 北九州の方もいた。

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 神社境内の手水は沢水で冷たく 下山後はおいしい水が飲めるだろう。背景には清水町の無料の小屋が見える。
 このように剣山の日帰り登山では豊かな緑と岩峰の眺望が楽しめる。



2023628(水)

コストコではSDGsを感じてしまう


コストコではSDGsを感じてしまう

 最近よく聞く「SDGs(持続可能な開発目標)」だが 対象領域が人権・環境・エネルギーなどひどく広いので 正直よくわからない。自分としては「命が大切」「環境を考える・清潔」「もったいない」辺りだろうと勝手に解釈している。
 実はコストコ(石狩)に行くとこのSDGsを思い出す。最近は地域一安いガソリンが主な目的で 必要なもの以外は買わない。

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 中に入るとすぐに巨大な冷蔵庫が並ぶ。こんな大容量がいるのか?電気代は?エネルギーの安いアメリカ版は「日本では無駄なんじゃないの?」と思ってしまう。

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 ドバーと並ぶ牛肉。確かに安いが パックは3-4キロの量だ。もちろん大勢のBBQの時には買うこともあるが そんなのは年一回もない。フードロスもたくさん出る。

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 アップルパイも安いが 30センチで2キロ位はあるかも。

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 レジに並ぶ大勢の人は大型カートに多量の商品を載せていて「アメリカ流の豊かさ」を見ることになる。3万円・5万円というレジの声も聞こえるが 確かにそれ位にはなるだろう。今回の自分はたった2点で1,300円だった。

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 レジ向いのファストフード売り場も並んでいる。何れも安いが 自分は180円のホットドック・フリードリンクを買う。 あまりにも安いので聞いたら さすがに原価割れだそうだ。

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 皆さんこの大きい青いドリンクを買っているようだ。でもアメリカンサイズはもっと大きかった。昔 アメリカの友人が減量ジョギングをした後で このカップの倍位のコーラをがぶ飲みしているのを見て「何のためのジョギング?」と言ったら「これはダイコーク」と胸を張った。「わけがわからん!」思った。

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 というわけで最近は定番しか買わない。この日はコストコチキンと完熟パイナップルだけだった。

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 これらをお土産に十勝清水のコニファーへ。オーナーのKさんに半分に切ってもらい それぞれの夕飯に。

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 自分はこれら(全量の1/4)にレトルトご飯とジャスミン茶を付けての夕食だった。人間が健康で幸せに生きるには「これぐらいで十分」と思うのだが。



2023627(火)

夏のギョウジャニンニク 少し硬めか


夏のギョウジャニンニク 少し硬めか

 今年最初の行者ニンニクの採取は4月下旬だった。山の上(1000m台地)だと6月下旬でも採取が可能だ。春とは違い 白樺林の斜面では下草が伸びているので一見では行者ニンニクがわからない。よく見ると群生している所もあり それなりの量を収穫できた。

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 洗って並べてみる。ニオイは十分で 色はやや濃い感じかな。

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 3分ほど茹でてみた。色はきれいだ。

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 切ってみた。やや硬いが 食べられなくはない。匂い・香りは十分なので 例えば餃子の具に合わせるのがよさそうだ。



2023626(月)

日勝峠の展望台 老朽化で閉鎖中


日勝峠の展望台 老朽化で閉鎖中

 だいぶ昔に紹介したこともあるが 日勝峠の頂上トンネルの真上の峠鞍部に「日勝展望台」がある。入口はトンネルの日高側手前から砂利道を約2キロ登る。行き止まりには駐車スペースと展望台がある。標高は1100mで日高山脈主稜線の北部で一番低いのではなかろうか。ここからの南側への展望はきれいだ。

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 東側(十勝側)の眺めは良いはずだが 残念ながら藪で見えない。好位置にある木組みの展望台からは東西南北何れも見渡せるはずだが。だいぶ前から閉鎖されている。

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 中心の4本の柱は塗り替えたようだが 階段の登り口は閉じられている。

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 よく見ると木部が朽ちているので階段や床を踏み抜く危険があるのだろう。せっかくのロケーションなのにもったいない。
 ごくたまに立ち寄る時もあるが「ほとんど人に会ったことが無い」また近くに「熊見山」もあるし「何かクマに出会いそうな雰囲気」もある。

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 国有林借用表を見ると 日高町がこの展望台を立てたようだ。

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 日高山脈襟裳岬国定公園の説明

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 昭和56年(1981年)に国定公園に制定されたようだ。来年(2024年)に国立公園に昇格する予定と聞く。この木製展望台の再建はそれを待たないといけないようだ。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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