2023年11月6日(月)
北京の街風景(2) カフェ化する本屋
e 北京・中国×55

コロナ前はパン屋とカフェだった繁華街の建物が本屋になっていた。ガラス張りのモダンな感じだったので 本屋には向いていたのだろう。世界中どこでも本離れは進んでいて 中国でも同じだそうだ。ただこの辺は大学地域なので状況は違うのかもしれないと思い とにかく見に行った。
1階は普通の本屋の体だが 2階への階段に座っている若者が目立った。床面はきれいなので問題はなさそうだ。
一番目につく場所に『名探偵コナン』を発見。中国で人気とは聞いたがが これほど大量に置いてあるとは思わなかった。百巻ぐらいのセット売りもあった。ただし20巻ごとにパックされていたが。
当然 絵はそのままで文は中国語。適度に知的な感じがするところが人気の理由なのかもしれない。
2階の児童書の付近で子供たちが床に座って読んでいた。結構絵になる。日本では親に叱られるだろうが 大地を知るという意味でいいと思う。
この一角でも漫画版の本が多いのが印象的だ。今後は日本の歴史漫画のようなものも人気が出るかもしれない。ただし中国の歴史観に沿ってだろうが。
どこの本屋にもある値引き書籍のコーナー。読み方はわからないが『七折は30%OFF』の意味だ。
カフェは1階と2階の眺めのいいところにあった。勉強する学生が多く 混んでいた。
もちろん文具や玩具のコーナーもあり 面白かったのはこのミニチュアハウス。右の家には『わしょく』と書いてあった。
歴史・文明的には『文字と本を発明した中国』でも本屋はどんどん減っている。本屋のカフェ化は世界的潮流で 中国は本を大切にする文化・歴史のゆえにやや遅れたのかもしれない。しかし『現代中国はとにかく変化が速い』ので カフェ化後も本屋文化が生き残れるかは心配ではある。








歴史・文明的には『文字と本を発明した中国』でも本屋はどんどん減っている。本屋のカフェ化は世界的潮流で 中国は本を大切にする文化・歴史のゆえにやや遅れたのかもしれない。しかし『現代中国はとにかく変化が速い』ので カフェ化後も本屋文化が生き残れるかは心配ではある。
2023年11月5日(日)
北京の大学構内の風景(3) 急に増えたコーヒーショップ
e 北京・中国×55

数年前までの中国の学生の飲み物の主流は圧倒的にお茶で 日本でもよく見る小型の魔法瓶に給湯室のお湯を入れていた。自販機など全く無かった。いわゆるショップは スタバなどが既に繁華街に進出していたが 大学構内ではコロナ直前になってポツポツ出始めた位だった。
コロナ後の今回だが ショップが驚くぐらい増え 種類も多くなった。写真は構内で多数派の中国のコーヒーショップだ。ちなみに予約・注文・支払いはスマホで 現金は使えない。
カップのデザインもなかなかいい。ただ コーヒー豆の種類で選ぶよりも ラテ類が好まれるようだ。
現在の学生がよく飲むのは まずは水(左) 次はボトル茶(右) それにコーヒーの順と思う。学生のコーヒーは『数年前に始まり 今や根付いた感』がある。
コロナ後の今回だが ショップが驚くぐらい増え 種類も多くなった。写真は構内で多数派の中国のコーヒーショップだ。ちなみに予約・注文・支払いはスマホで 現金は使えない。


2023年11月4日(土)
北京の大学風景(2) 荷物はすべて『スマート置き配』
e 北京・中国×55

この大学の敷地は1.5km四方ぐらいだが 校舎の他に学生寮や職員宿舎もあるので 塀に囲まれた人口3万人の街に相当する。 当然 物流はあるわけで『宅配や郵便はどうなっているのか』は興味あるところだった。
構内を歩くと写真のような小型ロッカーが随所にある。これは職員居住区の郵便・宅配ボックスで 受取人にはスマホで保管場所と開錠の暗証番号が送られるので 指定された場所に出向いて自分で開けて受け取るシステムだ。したがって『100%の置き配』ということになる。
大きい荷物は歩道の横に積まれている。さすがにシートはかけられるようだが 北京は雨が少ないので何とかなっているようだ。
これは宅配業者がミニトラックから荷物をボックスに入れている最中だ。ボックスに入れて場所と番号をSNSで各人に連絡する。
中国の人は電話番号をまず変えないのはこの辺にも理由があるようだ。電話番号は自分で選んだマイナンバーということになる。もちろん身分証明書の番号や暗証番号は別にある。このシステムは合理的といえばそれまでだが スマホが使えない老人・子供は?と心配になった。聞いてみたら『そんな問題は起こらなかった』そうだ。実際ご老人がスマホを使っているのをよく見かける。ちなみに銀行のお金の出し入れもSNSで瞬時に連絡が入る(通帳はない)ので スマホは便利で生活の必須アイテムだ。当然 日本のようにマイナンバーカードの議論などは起こらないのだろう。
構内を歩くと写真のような小型ロッカーが随所にある。これは職員居住区の郵便・宅配ボックスで 受取人にはスマホで保管場所と開錠の暗証番号が送られるので 指定された場所に出向いて自分で開けて受け取るシステムだ。したがって『100%の置き配』ということになる。


中国の人は電話番号をまず変えないのはこの辺にも理由があるようだ。電話番号は自分で選んだマイナンバーということになる。もちろん身分証明書の番号や暗証番号は別にある。このシステムは合理的といえばそれまでだが スマホが使えない老人・子供は?と心配になった。聞いてみたら『そんな問題は起こらなかった』そうだ。実際ご老人がスマホを使っているのをよく見かける。ちなみに銀行のお金の出し入れもSNSで瞬時に連絡が入る(通帳はない)ので スマホは便利で生活の必須アイテムだ。当然 日本のようにマイナンバーカードの議論などは起こらないのだろう。
2023年11月3日(金)
北京の大学構内風景(1) キレイな黄葉
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先週土曜に北京に到着し 火曜ぐらいから本格的に活動を始めた。大学構内の様子だが これから黄葉のピークになるという状況で 構内は明るい雰囲気だ。
この大学の体育館は 2008年の北京オリンピックで柔道のヤワラちゃんが金メダルを取った場所でもある。なかなか立派な施設で その後もいろいろ活用されているようだ。
イチョウもたくさん植えられていて 黄色と緑の木が混在しているので おそらく来週がピークになるだろう。
大学構内なので相変わらず自転車もオートバイもたくさんあるが 一時期のレンタルバイクは無くなったとのこと。またすべてのオートバイはだいぶ前に電動になっている。
学生寮の一角にあった看板。仰々しい意味のようだが 大学が作ったもので 学生はオブジェぐらいの認識だろう。若者たちは生き生きしている。
講義棟の一角にスケボーが立てかけてあった。コロナ後に増えたのだそうだ。次の講義にはこれで移動していく。
通りに面して大型パラソルやペンチもあって 利用者も多い。これらは世界共通の大学風景と思う。
北京では紅葉する木は少なくて黄葉がメインだ。イチョウの具合からして札幌より一週間は遅いので少し暖かいのだろう。ただし冬ははるかに寒い。






北京では紅葉する木は少なくて黄葉がメインだ。イチョウの具合からして札幌より一週間は遅いので少し暖かいのだろう。ただし冬ははるかに寒い。
2023年11月2日(木)
中国の麺(1) 羊肉面
e 北京・中国×55

中国に来ると自分は昼食に麺を食べることが多い。『パッと食べれる・安い・おいしい』ので言うことなしだ。この日は近くのレストランの羊肉面。ちなみに現代中国では麺を面と書く。スープは豚骨ならぬ羊骨仕立てで 結構繊細な味。面は平太で適度に噛み応え。ここでは小椀サイズを選択。これは15元ぐらい。
追加トッピングの羊肉関係。手前左から塩茹で羊肉・内臓・固めた血 後ろの列は不明。何れもおいしそうだが次回に試したい。
野菜関係のトッピング。種類が多いのでちょっと判別できない。
種類は普通のラーメン・スープ・汁なし面などがあり サイズとトッピングで値段が決まり 20~30元ぐらいのようだ。
比較としての『学食の羊肉面』。こちらは丸中太麺でウドンに近い。スープはおいしいが麺は柔らかすぎると思う。揚げ豆腐煮を付けて12元だった。
現状は1元=20円位のレートだが『最近のどうしようもない円安』を実感する。昔はもっと安いと感じた!
学生はお金がない(貧乏という意味ではない)のは世界共通だ。しかし最近の10年間で中国の学生の身なりは明らかに日本の学生より良くなっている。逆に言うと日本の学生は貧相になったと感じる。これは中国政府が学生 特に大学院生には月額数万円 (博士学生には10万円を超える)を支給しているのが大きいと思う(もちろん主要大学だけかも知れないが)。食費は安いし全寮制なので 授業料は別としても 家庭の負担はかなり少ないだろう。
高等教育は国の未来を決めるので国家が支えるのが当たり前だが 日本では親が支えている(あるいはコンビニバイトか)。明治の頃はちがっただろう! 事態は徐々に変化したので誰も深刻に感じていない。日本の文科省は何をやっていた! と思ってしまう。話が飛び過ぎかな。




現状は1元=20円位のレートだが『最近のどうしようもない円安』を実感する。昔はもっと安いと感じた!
学生はお金がない(貧乏という意味ではない)のは世界共通だ。しかし最近の10年間で中国の学生の身なりは明らかに日本の学生より良くなっている。逆に言うと日本の学生は貧相になったと感じる。これは中国政府が学生 特に大学院生には月額数万円 (博士学生には10万円を超える)を支給しているのが大きいと思う(もちろん主要大学だけかも知れないが)。食費は安いし全寮制なので 授業料は別としても 家庭の負担はかなり少ないだろう。
高等教育は国の未来を決めるので国家が支えるのが当たり前だが 日本では親が支えている(あるいはコンビニバイトか)。明治の頃はちがっただろう! 事態は徐々に変化したので誰も深刻に感じていない。日本の文科省は何をやっていた! と思ってしまう。話が飛び過ぎかな。