2021128(水)

帯広のホテルボストンのモール泉


帯広のホテルボストンのモール泉

 帯広の「ホテルボストンのモール泉」は 温泉銭湯の紹介で読んだことはあるが まだ行っていなかった。12/5の日曜は朝早く起きたので 光南温泉の朝食付き温泉を目指して帯広に行ったが 何と予約客が一杯で断られてしまった。さて困った。大通り近くのファストフードで朝食を済ませて どうしようかと考えたら「ホテルボストン」が近くのような気がして 電話をしたら幸い朝風呂をやっているとのこと。
 着いたら番台にはだれもおらず 全体として古めかしくイマイチの雰囲気だった。自販機で430円の入湯券を買った。(帯広は450円と思っていたが 公定料金は上限なのかもしれない)。
 脱衣所から浴室に入ったら 大きい浴槽が一つだけでサウナはない。床が滑りやすくマットを張ってある。湯温が高めだったので 浴槽の端の方に適温の場所を見つけてお湯につかった。これが非常に良いお湯で アワ付もあり びっくりした。あの噴水みたいなところから源泉を掛け流していることに気が付いた。<内部の写真撮影は普通はご法度だが 入浴者も番台にも誰もいないので撮影させてもらった すみません>

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 脱衣所に戻り成分表を探したが見つからず 代わりに「純温泉協会」の認定書があった。この協会を初めて聞いたが 純温泉の定義は「源泉をそのまま利用している温泉であること」だそうだ。これによると アルカリ性単純温泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉) 湯温43.5℃ PH=8.8のかけ流しで 純温泉A(完全放流式)と認定されている。やはり大きい浴槽の真ん中の噴水の湯口からそのままドボーと注いでいるんだ。これはすごい。施設は古めかしいが このお湯は一度は行く価値ありだ。

補足: 純温泉の認定は北海道では いわない温泉(岩内)・雪秩父(ニセコ湯元)・ホテルほくよう(虎杖浜)と ここの4か所のようだ。
純温泉協会のサイトを再検索したら 北海で地域では 丸美が丘温泉(十勝川)とモッタ海岸温泉が追加され 計6か所になっていた。



2021127(火)

燻製作り(12) 鹿モモ肉の「生ハム」


燻製作り(12) 鹿モモ肉の「生ハム」

 鶴居村でシカ肉を大量にもらってから10日以上経ぎた。その一部の肢の骨付き肉を使って生ハム作りを試みた(12/5)。
 生ハム作りは初めてなので調べてみると ポイントは①塩蔵冷燻低温で長期間乾燥・熟成 のようだ。シカ肉はジビエの代表なので「生」はちょっとつらい。安全性を考えて通常の温燻と長期間乾燥・熟成を組み合わせて 「セミ生ハム」(仮称)にすることにした。具体的には
<下処理> ソミュール漬け(塩 砂糖 日本酒 粉末ダシ ニンニク)で7日間 塩抜き(流水で一晩) 風乾(4時間)
<燻蒸> 普通の温燻。80℃を目標に90分
<熟成> 0℃以下で3か月のぶら下げ乾燥 ただし追加の燻蒸とアルコール拭きをする。

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 骨付き肢肉はおそらく4キロ程度で 燻製器いっぱいの大きさだ。予備加熱無しで燻蒸を開始し 80℃目標で100℃を越えないように注意した(90分)。肉の内部までそれなりの温度になったと期待はするが シカ肉の脂肪は融けづらいのでサイズはこの時点ではあまり変化しないようだ。燻蒸の色は十分に付いていた。

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 長期間乾燥・熟成には 低温で風通しもいい十勝ヒュッテの物置は最適だ。冬期の室温は常に零下だ。しかし (今はいないが)万一 野ネズミが出たら大変なことになるので 上部に鉄板を付けて 梁から針金でぶら下げた。下側は肉汁が出ても床に落ちないように段ボールを付けた。ストロボを使ったので写真では白っぽく見えるが ちゃんと燻蒸されている。乾燥・熟成期間を3か月として その間 観察しながらアルコール拭き燻蒸を追加したいと思う。どんなものが出来るのか 楽しみだ。



2021126(月)

十勝地方の大嵐・倒木・停電・その後


十勝地方の大嵐・倒木・停電・その後

 12/1-2の十勝地方は発達した低気圧の通過に伴い大荒れで 更別・中札内・芽室など日高山脈沿いに強風・停電になり急遽避難所が設置されたとの報道だった。
 すぐに十勝清水に行けるわけではないので ご近所のコニファーのKさんとエゾリス工房のYさんに電話をした。「台風以上の風で」背の高い白樺が倒れ 電線に影響を及ぼしかねないのでひやひやしたとのこと。
 十勝ヒュッテも同様に電線の近くには白樺があり 倒れたら影響は必至なので心配だった。Yさんが見えるところは一応チェックして頂いたそうだが 2日後におっとり刀でヒュッテにやってきた。シートのめくれや立てかけてあった資材が倒れてはいたが 目立った被害はなく 安堵した。雪はさほどのことは無く10cmもない。

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 コニファーの入口の白樺の倒木は道をふさいだので 風の中をチェーンソーで片付けたとのこと。

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 一番目についた被害は道道55号を通って芽室市街地に行くルート沿いの小さい神社(渋山神社)で エゾマツの大木が3-4本倒れていた。一部はすでに丸太にしてあった。小さい社(やしろ)は明らかに傾いている(レンズの収差ではない)。風のものすごさがよくわかった。



2021125(日)

帯広圏の温泉銭湯 個人的なおすすめ


帯広圏の温泉銭湯 個人的なおすすめ

 十勝ヒュッテのプロジェクトを始めてもう2年がすぎたが こちらに来るたびに 帯広近辺の銭湯に文字通り入り浸っている。何と言っても「温泉銭湯」だからだ。まず 帯広の銭湯の歴史を調べてみた。トカチナベに以下のような記事 (2019.06.12, https://tokachinabe.com/onsen-history)がある。
 帯広の最初の銭湯は明治28(1895)年で 明治末には5軒 昭和6(1931)年には18軒と増加し 昭和54(1979)年には31軒もの銭湯が市内で営業していたそうだ。ただし これらの銭湯は現在のような温泉ではなくわかし湯だった
 一方 温泉と天然ガスを目当てとしたボーリングが昭和39(1964)年に音更町で始まった。昭和50(1975)年頃になると 帯広市内でも温泉を掘り当てたというニュースが広まりこれを機に温泉を掘るボーリングが流行。奇しくも家庭の風呂の普及で銭湯業界に陰りが見えていたこともあり ボーリングに挑戦する人が増えた。
 昭和60(1985)年代以降は帯広でも温泉銭湯が次々と出現した。もともと銭湯として地元から愛されていた施設もこうしたボーリング流行の時期に温泉銭湯へとリニューアルを遂げた。たとえば「ローマの泉」では 昭和55(1980)年に 一時廃業していた「アサヒ湯」もボーリングに成功して昭和58(1983)年に温泉施設として復活した。時代の流れと共に変遷を遂げながら 今なおしっかりと歴史を刻んでいる。
 こうして地元で愛され続ける温泉銭湯は十勝に根づいてきたが 植物性温泉の「モール温泉」は世界的にも希少な泉質の温泉だ。太古の時代から長い年月を経て植物が堆積して生成された亜炭層を通って湧き出てくる温泉は 植物が腐食した有機物が溶け込んでいて かつてアイヌの人々により「薬の沼」と呼ばれていた。平成16(2004)年には北海道遺産にも登録されたモール温泉を気軽に楽しめるのも 帯広ならではの贅沢と言える。

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 さて 個人的な評価だが まず帯広圏の温泉銭湯は非常にレベルが高い。今までに行ったのは 「アサヒ湯」「光南温泉」「自由ヶ丘温泉」「白樺温泉」「水光園」「ひまわり温泉」「芽室 鳳の舞」「札内温泉」等々10か所以上あるが 露天風呂が無い場合でも かけ流しが素晴らしい。ほとんどがモール泉をベースとしたアルカリ単純泉で 肌にやさしい。個人的には「アサヒ湯」「ひまわり温泉」「光南温泉」「自由ヶ丘温泉」「白樺温泉」は外せないと思う。
 ボーリングとは言えこんなに多くの温泉銭湯が市中にあるのは驚きでしかない。帯広は「モール温泉銭湯の街」と呼べると思う。

<注>このまとめは個人の好みに基づくもので 利用料金が600円程度以下に限定したので 例えば有名な北海道ホテルなどは入れなかった。また 表には比較のために札幌圏で最良の温泉銭湯も示した。引用部分のてにをはなどは改良を加えた。



2021124(土)

札幌圏の銭湯 個人的評価


札幌圏の銭湯 個人的評価

 「銭湯」とはWikipediaによると「普通公衆浴場」であるらしい。これは「日常生活における保健衛生上必要な入浴のために設けられた公衆浴場」と定義され 一般にこれを「銭湯」(風呂屋 湯屋)と呼び 各都道府県の条例で施設の衛生基準や浴槽水の水質基準などが定められているとのこと。また「その他の公衆浴場・特殊公衆浴場」もあり 営業形態が銭湯とは異なる浴場のことらしい(例としてはサウナ風呂・健康ランド・スーパー銭湯等)。今回は銭湯を低料金の風呂屋として広めに考え 個人的評価を加えてみた。
 札幌の銭湯は1971年をピークにその後は急激に減少した。最大時には札幌で約260軒 北海道で約1千軒あったのが6分の1になった。背景には経済成長に伴う「自宅風呂」の普及やレジャー型「スーパー銭湯」の増加などがあるそうだ。加えて1988年竹下内閣のふるさと創生事業で交付された1億円をもとにかなりの自治体が公共温泉を作ったため 地域型の銭湯は次々と姿を消したらしい。(郷土史ていね 手稲郷土史研究会会報141号 令和元年9月11日)
 札幌では明治3(1870)年に初めての銭湯が出来て 昭和46(1971)年には北区だけで33軒もあったそうだ。当時の銭湯の地図を見ると人が住んでいる地域では数ブロックごとに銭湯があった(新・北区エピソード史 平成15年3月)。多分 おなじみが顔を合わせる地域交流センターになっていたのだろう。
 その後は昔流の銭湯はどんどん廃業してしまった。例えば明治40(1907)年創業のレンガ造りの「北海湯」は市の文化遺産に登録され 現在は貸ギャラリー・バーとして使われている。自宅の近くの元銭湯は高齢者ケアの会社に転換し 建物はそのまま使われている。
 このように銭湯は たまに家族連れで行くスーパー銭湯に変わった。またボーリングによる温泉・鉱泉を使う温泉施設でないとお客が集まらないのが現状と思われる。
 銭湯料金の450円にこだわって探すと 稀には銭湯を見つけられるが 手桶を抱えて歩いて行ける距離にはない。生き残っている銭湯はスーパー銭湯の形で便利の良い住宅街か郊外に広い駐車場を併設しているのが普通だ。
 最近首の筋肉疲れを直すために 札幌圏の「銭湯」を探訪していたが そのお湯のデータなどを一覧にしてみた。あくまでも個人的な視点なので 泉質・露天風呂・入浴料金(600円以下)にこだわっている。これらは人により好みが異なるので あくまでも参考なのをご了解いただきたい。

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 さて 個人的な評価だが 南あいの里温泉「なごみ」・森林公園温泉「きよら」・小金湯温泉「まつの湯」は素晴らしいと思う。「なごみ」は海水とほぼ同じ濃度の強塩泉で 上がり湯を必ず使う必要があるが よく温まる。「きよら」は濃い色のモール泉のかけ流しで すべすべだ。「まつの湯」はやさしいお湯で 露天からの眺めが素晴らしい。
 札幌圏は公定料金の銭湯は少なくてスーパー銭湯が多いので 温泉銭湯を探すのに時間が必要だ。一方 十勝・帯広では銭湯=温泉が当たり前なので 実にうらやましい限りだ。
 札幌圏の銭湯の今後の姿だが 予測はなかなか難しい。最近のトレンドは健康志向とサウナの盛り上がりと思う。サウナ自体はすでにどの銭湯でも設置しているので 質の向上があるだろう。さらにジムを加えたりするとスペースが必要だから 小規模銭湯はスーパー銭湯型に置き換わっていくかもしれない。ただし 札幌圏は適切なボーリングさえすれば古海水型温泉が取れる地の利もあるので これも生かしてもらいたいが どうなるかな。

注: 引用部はてにをは等は改良を加えた。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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